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30「命の入り口」を健康に保つ

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「命の入り口」を健康に保つ

 よく噛みましょう。口は命の入り口、健康長寿の要です。

 食事が大切だという事は既にお伝えしましたが、食べ方、つまり食べ物を口に、入れた時に、しっかり咀嚼(そしゃく)することも非常に大切です。

咀嚼をすることでだ液の分泌が促され、食べ物を歯でよくすりつぶすことで消化液がまんべんなく行き渡ります。

また顎を動かすためには咀嚼筋だけでなくほほや唇、舌などのすべての筋肉を動かすため、口の周りには多くの神経が張り巡らされています。呑み込むときも、舌筋や舌骨筋群などたくさんの筋肉が連動して動きますこれらはすべて脳からの指令によって動かされていますから、よく噛むことで脳の働きが活性化します。

 

年齢を重ねると「認知症になるのではないか」と恐れる人も少なくありませんが、

「よく噛むこと」を含めた食生活の改善によって、脳を活性化させることでそのリスクを減らすことができます。記憶の司令塔とも言われる海馬を刺激するため、短期記憶が定着しやすくなり、認知症のリスクを軽減すると言われています。ストレスを軽くし、心を安定させるセセロトニンの分泌が増加することも確認されています。

いい事ばかりですね。噛むことは脳の健康維持に欠かせないトレーニングだと思って、よく噛んで食べるようにしましょう。

また加齢とともに食べ物を飲み込み辛くなったり、むせることが多くなったりしているならば、早口言葉や、首や周りのマッサージ、歌を歌うなどして、嚥下機能を回復させましょう。

 

 

 

 

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