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自民は党を挙げて猛省し安倍3選を阻止せよ

自民は党を挙げて猛省し安倍3選を阻止せよ

高橋乗宣

後任はもはやだれでもいい

とんでもない暑さの中、とんでもない首相が3選に向け、自民党総裁選に出馬の意欲を示している。国会は閉幕したがモリカケ疑惑の解明は手つかずのまま。忖度行政を生み出し、ついには財務省の公文書改竄、廃棄に発展した。

 こんな内閣はかつてない。その責任の中心にいるのが、安倍首相だ。自民党はこのような総裁を絶対に3選させてはいけない。今こそ自己批判し、政権与党として自浄能力を発揮すべきだ。

 岸田文雄政調会長は総。裁選不出馬を表明したが、3選を阻止するならポスト安倍は石破茂元幹事長でも、野田聖子総務省でもいい。もはやだれでも構わないほど、安倍政権は堕落している。

 激甚災害に指定された西日本豪雨が発生しても、総裁選対策目当てで『赤坂自民亭』で宴会を繰り広げて居た光景は政権の腐敗を象徴している。

飲み会には安倍首相と小野寺五典防衛相も参加。彼らに大雨や河川の氾濫、土砂崩れの報告はなかったのか。この政権の無責任ぶりがよく現れている。

 国会運営も『数の力』にものを言わせて、やりたい放題だ。安倍首相は豪雨災害復旧よりもカジノ法案成立を優先。復旧の陣頭指揮に立つべき石井啓一国交相をカジノ解禁のための審議に張り付かせ、最後は採決強行だ。

 信じられない対応であり、このような状況を生み出したのも安倍首相なのである。

とことん許し難い。

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アベノミクスの5年間も総括が必要だ

 異次元緩和のスタート直前、125兆円ほどだった日銀の国債保有残高は直近で約460兆円に膨らんでいる。軽く3・5倍以上も増えてしまった。

 国債を発行しても黒田日銀がどんどん購入すれば財政規律が緩むのは当然の帰結だ。安倍首相はプライマリーバランスの黒字化目標を5年も先送りしたが、

異次元緩和継続と安倍首相続投のセットで目標を再び延期しかねない。財政健全化も災害対応も先送りのクセにカジノは急いで解禁させる。その背景には米国言いなりの政権の姿が透けて見える。

自民党議員はこんな政権の継続を心の底から望んでいるのか。今の野党の状況だと、自民党政権が続くのはやむを得ない。だからこそ党を挙げて猛省すべきなのである。

今回の総裁選は地方票の重みがまし、国会議員票と同数が配分される。地方議員にはだらしない国会議員に代わり、党に反省を促す投票行動を取って欲しい。

 それを後押しするのも世論次第だ。国民も全力を挙げて、この政権にストップをかけるべきだ

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