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蛮勇の苦言③

蛮勇の苦言

北朝鮮がポスト安倍を示唆か

 サッカーW杯のお祭り騒ぎの最中に実施されたマスコミ各社の世論調査では、何の得点も挙げていないのに、内閣支持率が軒並み上昇。日経新聞とテレビ東京の調査では前月比10ポイント増の52%まで上がり、日経は〈安倍首相の外交手腕に期待が高まったとみられる〉と解説。

 目鼻もついていない日朝首脳会談実現への期待で支持率上昇などというトンチンカンな報道にも驚かされたが、拉致問題のエキスパートの元外交官・田中均氏の正論を見事に無視した安倍様メディアの異様な忖度には言葉を失う。

 拉致問題に詳しい国際ジャーナリストの太刀川正樹氏はこう言う。「安倍首相が田中氏に対して異常なほど敵意をむき出しにするのは、北朝鮮事情に田中氏がはるかに通じているからです。田中氏は日朝交渉の全容を把握し、拉致被害者に関する機微な情報にも接しているでしょう。

北朝鮮から直接的、間接的にアプローチされている可能性も有る。安倍首相が居座る限り、北朝鮮は交渉には応じない。このところの北朝鮮の一連の発言にはこうした示唆を受けた印象を抱きます」

だとしたら安倍がなりふり構わず突き進む自民党総裁3選は赤信号だ。安倍と親密メディアが田中氏の発言をガン無視するわけである。

そうして今、溢れ返っているのが北朝鮮の非核化を巡る不信報道だ。

 核ミサイル実験は停止したものの核兵器用の濃縮ウランを増産、専門家による衛星写真の分析で、ミサイル製造工場の拡張を確認、米国防情報局(D I A)が金正恩朝鮮労働党委員長には現時点で『完全な非核化』に取り組む意思はない、と分析…・米メディアの記事などを引用し、北朝鮮の非核化の意思を疑問視するニュースが相次いでいる。続く

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