goo

六・この世に無くても良い

北日本相互銀行石巻支店の支店長代理である小野寺貴二さんは非情に神経質でどちらかといえば普通の話が通用しないタイプであり、
この人の笑った顔を余り見たことが無かった。はっきり言って銀行員向きではない人物である。

小野寺貴二(3・11・6・12・2)運気の強さ10点
天格:小野寺で  20画。
人格:寺貴で   18画。大吉に凶を含む
地格:貴二で   14画。大凶
外格:小野二で  16画。大吉に凶を含む
総格:小野寺貴二で 34画。大凶

非常に我が強く、自分の説を曲げて、相手と協調を図る事が苦手であり、
自我にこだわって批難失敗を招く運気である。物事を壊す性格であり、浮き沈みの中に波乱を生じ、思想性格に変化を来たして落ち着かず、40歳以降に於いて脳神経を痛め、小野寺家を破り、貴二さん自身を滅ぼすことを示現する運であり、45歳以降は全てに行き詰る破滅運を意味する。

他所(よそ)はどうでも自分の所さえ,債権を確保すればいい、という考えで、裁判所へ大幡の破産命令を出させようとして申請書を支店長に出させた男である。

普通の神経ではなかったと思っていたが、案の定、裁判所からその書類が却下された後、支店長さんの話では精神科へ入院したようである。まさしく姓名画数の意味したとおりの人生模様をたどっていたといえる。

この北銀と取引のあったと思われる一般債権者の中に、中川木材株式会社というところがあって、債権額は7万円なのだが、一度裁判所に届け出したので支払い停止命令により支払いが出来ない状態だった。これまで8年間1000万円以上の取引をやってきた関係で、我々に対する再建同意書は当然頂けるものと思っていた。

ところがどうしても同意してくれないのである。商法381条の規定では一社たりとも反対なら、再建への許可が出ず、破産の処置に至り、全体の計画は挫折する。それこそ北銀の狙い通りになる。

『社長さんお願いいたします。同意書に署名と捺印をお願いします』

「アンタ、ウチヘ来るの、これで何回目かね?」

『5回目です』

「何回来たって『判こ』はツケないな!前の社長はどうした?前の社長が頭を下げて来るのが本当だろう」

『前の社長の大幡を連れてきたら判をくれますか?精神科に入院しているけれど、これから仙台の病院へ行って連れてきますよ』

「いや・・・・連れて来られても困る。連れて来たって『判こ』をツク気はないよ。それにアンタ等の会社など『この世の中から消えて』無くなったっていいよ」と言うのである。矢張り破産狙いの北銀の意向を受けての発言なのか?

たった、と言っては失礼だが『7万円の金額でそこまで言うものだろうか?』第一我々とのこれまでの取引でそれ相当の利益はあった筈だ。・・・恐い世の中、へ続く。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )