東京と名古屋の二重生活をしながら、なおも東京に住民票を置いている理由の1つは、どうせなら都知事選に投票したいからであった。
なぜなら、都知事選こそ最も投票し甲斐のあるエキサイティングな選挙だったから。
「だった」と過去形なのは、まずは候補の乱立の酷さがエスカレートし、さらに一票を投じたいという候補がいなくなったため。
概ね、政党のバックアップを受けた”有力”候補たちは、国政選挙の代わりでしかないし、その他大勢の泡沫候補たちは、自身の売名のためでしかない(売名としては供託金たった300万でコスパがいいようだ)。
それでも民主主義を守る主権者として、投票行為を遂行することを自らに”義務”と課している。
なので、相対的に”ましな”候補に一票を投ずる。
かつては現都知事に投票したが、その時は自民党候補の対立候補だったから。
今回は本人の立ち位置はそうではない(実績についても不満)。
かといって”何でも反対”の野党候補という理由だけで、支持することはない。
あくまで”都政”に対して、新鮮かつ夢のあるスタンスで臨む人を”まし”と判断した。
指定された不在者投票の会場には、分厚い選挙公報が置いてある(自由に持ち帰れる)。
その場に行ってこれを眺めて決めてもいい。