為替の方はドル円の頭が重い展開が続いている。
それに対して株式の方は青天井の上昇ぶりだ。実際に景気の回復指標はいずれも明確であり、VIXもGSRも200日線を50日線が下向きに横切っており、いわゆるデッドクロスの形で下降中である。
通常は景気回復期には、ドル安と円安が同時に起こるものであるのに、今回はドル安だけで円はそんなに安くならないのが不思議であると前回のエントリーにも書いた。
現時点でのこの現象解明のキーは、金価格の上昇傾向にあると思う。やはり今回のドル安は景気回復に伴うドル資産の投資への動きだけではなく、純粋にドルからの逃避の部分があり、この部分のリスクの匂いが、金価格の上昇、ドル円の頭の重さとなって出現していると考えられる。同様な問題を内包している筈の、ポンドやスイスフランは現在は順調であるが、これらの上昇が逆転してくる時期をさぐってゆきたい。
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