FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



21時30分に急にドル高になったと思ったら、これからある議会でのイエレン証言のテキストが事前公開されたということだ。

中味は、今までと変わらないが、「年内利上げ」を再度示唆したことはやはり重要だろう。海外での受け止め方を見ても、これで何か突発事がないかぎり、年内利上げは確実と見る見方が強まっているようだ。これは私の今までの見方と同一であり、ドルストレートでの長期のドル買いポジションはうまくいくと考えている。
 
問題はドル円だが、このまま弱い押し目を繰り返しつつ、130円に向けて上昇するというファンダメンタルズ重視の見方と、100円台にまで大きく落ち込むのが遠くはないというサイクル論的な見方と、ふたつあると思う。前者から見ると、後者はほとんどあり得ない考え方だ。しかし、私は、ドル円については、8年サイクルを基本としたサイクル論が予測方法として最有力であると考えている。なぜなら、ここ数十年そのサイクルは大きくは違わず実現しているからだ。ドル円75円の時に、近いうちの120円以上を予測できたのはサイクル論者だけだった。
 
ということで、現状からはあり得ないと思うかもしれないが、それほど遠くないうちにドル円は大きな下降期(円高期)に入り、100円から110円程度まで下落する可能性が高いと考えて動いていきたい。やはり、米国利上げの副作用で大きなリスクオフになるというシナリオが有力なのではないだろうか。




コメント ( 14 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (長谷川)
2015-07-15 22:16:38
オセアニア売りをするとして、ドルストで売るか、クロス円で売るか悩みどころですね。いまのところドルスト売りが優勢ですが。
 
 
 
Unknown (やまは)
2015-07-15 22:44:51
長谷川さん

ドル円が下がるまでは、クロス円は横ばい(ポンド円は上がるかも)でしょう。だから、当面はドルスト、ドル円が落ちたら、クロス円が効率がいいでしょう。いつ落ち始めるかわからないので、私はドルストで行っています。
 
 
 
ポンド円 (わらのいぬ)
2015-07-16 02:16:58
久しぶりにコメします。
ポンドは200円を大幅に越えますかね?流石にロングが怖くなって来ました。アベノミクス・異次元介入時に190円位迄は行くかなとは思っていましたが、安保法案の目眩ましとして意地でも株価維持の為に、安部政権下では(次回の衆院選迄は)円安継続ですかね。
 
 
 
Unknown (cap)
2015-07-16 04:15:12
私は130円程度なら到達してから下落開始かと考えています。今月楽観的な日経の上昇とよくある天井直前のボラがあれば行きそうではあります。あとドル円は95~98年相場との類似性も見て98年の8月第2週に大天井だったのでその頃から売ってみようかと思います。ただ下落が止まった後99年ようにまた下げ続けるとは思っていません。
 
 
 
サイクルは結果論では? (Unknown)
2015-07-16 07:49:40
為替や景気に関しては波動説が昔から有りますがこれはあくまで過去の結果ではないでしょうか。
2008年からの円高は波動というよりもリーマンショックの受け皿としての円高であり円の実力では無かったものと思います。
経済誌には来年からは円高だという記事も有りますが、私にはそうは思えません。
波動はその通貨の実力が最後はものを言うわけで、オリンピック会場問題のように相変わらずの土建国家体質や今後強烈な少子、高齢化が襲ってくる日本の円が波動で上昇していくとは考えられません。
 
 
 
Unknown (やまは)
2015-07-16 09:32:27
わらのいぬさん

ポンドは、ユーロからの乗り換え需要もあってドル高でもなかなか下がらないですね。200円越えもあるかと思えます。

capさん

おっしゃるとおりですね。当面125円とみてますが、ピークが行きすぎて130円もないとは言えないですね。よって今からドル円売り開始は早すぎでしょう。また、8年サイクルをきちんと起こすかどうかもわからず、4年サイクルでの浅めのダブルボトムというパターンもあるので、底の値は決めつけないほうがいいと思います。その点も賛成です。

Unknownさん

たしかにサイクル論は正統的経済学ではあまり認められていません。しかし、コンドラチェフとかジュグラーとか景気循環説は一定の支持があることも事実です。為替のサイクルは現時点では説明理論はありませんが、将来的にはコンピュータ技術の発達で、解明が進むと思っています。

たとえば、「リーマンショックの受け皿」で行きすぎた円高となった、と仮定すると、その行きすぎの是正で今の円安となったが、前の谷が深かったため、是正も急だった、なので、そのさらなる反発でいったん円高に戻る、などの説明もできます。(行きすぎ→是正→いきすぎ→是正・・・)この波動がいわゆるサイクルで、その波動の大きさを規定するのが、エリオット理論やフィボナッチリトレースメントということになります。

超長期的には、おっしゃるように、今は円安サイクルで、二十年オーダーではご指摘の諸要因で円安となると思います。ただ、数年サイクルで逆方向の波動になることは今までもあったわけですし、可能性はあるかなと思っています。
 
 
 
Unknown (コロ)
2015-07-16 09:40:14
ドル円100円ですか。結構ショッキングな数値ですね。しかし、政権が変わる、日銀が緩和を縮小or止める等があれば充分に可能性がありますね。今年はアメリカの利上げ、緩和継続、年金の買いがあるので、押し目を拾って稼ぐだけですが、雲行きが怪しくなったらすぐに逃げる準備はしてます 笑
 
 
 
Unknown (hola)
2015-07-16 10:13:27
こんにちは
私も利上げとともにリスクオフになるとかんがえていますが、サイトをみるとリスクオンという考え方が多いですね。でも、ワールドサテライトの市川さんは、アメリカの景気があまりよくないと言っていましたので、利上げをした場合、の副作用的なことをいっておられました。こちらでもそのようにかかれていたので、少し、安心しました。やまはさんは、どうして、リスクオフになるとおかんがえですか
 
 
 
Unknown (やまは)
2015-07-16 12:19:30
コロさん

まあ、100円は最低というところで、110円、115円などでおしまいかもしれません。^^ トレード方針としては、コロさんのおっしゃるようで問題なしでしょう。

holaさん

私の考えは、下のレイ・ダリオ氏などの言うことと同じです。大不況のあとの利上げはまことに難しいとされています。http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150518/zuuonline_61000.html
 
 
 
Unknown (hola)
2015-07-16 13:14:46
ありがとうございました。
私も同意見です。日本株の上げも不自然ですし、アベノミックスといわれる株上げの政策のなかで上がっているだけで、中国と同じ道を歩むような気がします。。。
 
 
 
Unknown (arb4)
2015-07-16 13:30:53
モーサテでホリコさんが円安はいいところまで行っていると話してました。みんな利上げを過剰に怖がっていると。
日米金利差からみると100~110円位だから実際に利上げが行われて影響が落ち着くと事実で売れ、で円高、アメ株上昇を予想してました。
彼はアメ株運用者なのでポジショントークはあるかもしれませんが、実際の運用者なので傾聴に値すると思ってます。
運用者のみなさんは金利に注意と言っていましたね。
当たり屋のガントラックは年内の利上げはなくなったとコメントしたらしいし。
 
 
 
Unknown (やまは)
2015-07-16 21:43:46
holaさん

日本の将来については、円安とは別にいろいろと考え方がありそうで、私はそれはまだ考えきれていません。今後考える予定です。

arb4さん

有益な情報をありがとうございます。そう、ガントラックはそう言ってるそうですが、その根拠は、まだ環境的に無理だから、というものです。ここでFRBが空気を読まずに利上げすると、BRICSが崩れ、ダウが崩れ、という可能性が高くなってくると思います。
 
 
 
Unknown (カラバ)
2015-07-18 10:01:01
おはようございます。
今週はドル安展開を予想していましたが、多くの通貨でドル高展開になるという大チョンボでした。前回の予想では「ドル安展開を見込むが、各通貨の事情により動きは異なる。ユーロは強くないが、ポンドは急伸するかもしれない。ただし月曜・火曜は急落注意。」というものでした。結果としては、ユーロドルは弱く下値攻めが続き、豪ドルドルについても弱含みの展開が続きました。ポンドドルだけが救いで、急落してもすぐに戻して1.56台をキープして週を終えています。イエレン議会証言がドル高の一因と言われてますが、発言内容は相変わらず変化なしでした。ただ、アメリカの経済指標が上々なので、それがこの発言と相まって利上げ期待が膨らんだようです。しかしポンドドルの動きを見る限り、以前のようなドル高一辺倒とはなってはいません。今年3月以前はポンドドルさえも下げ続けていました。今ではドルよりもポンドのほうが堅調なぐらいです。豪ドルドルを見ても、週後半には少し持ち直してきています。ドル円も124円レジスタンスが重いように見えます。そんな中ユーロドルだけが一方的に下げてきており、やはり単純に「ドル高」というよりは、圧倒的な「ユーロ安」がユーロドル売りを招き、それが各通貨に波及しているように見えます。つまりはユーロドルの動きがカギとなっており、ユーロドルがどこで下値をつけて反転するかが注目されるでしょう。ユーロドルは1.08で反転という人もいれば1.05後半まで下げるという人もいて、正直わかりません。反転の材料となりうるのは、一つは今月末のFOMCの声明でしょう。個人的には年内利上げはないように思えますが、「とりあえず利上げしておいて、景気が悪化したらすぐに利下げすればいい」とイエレン氏が都合よく考えるのであれば、9月に前フリをした上で12月に利上げする可能性はあります。ただし利上げは比較的織り込んできているようにも思えますので、今月末の声明発表により、いったんは「事実売り」になるとも考えられます。その辺で短期的にでもユーロドルが反転すれば、他の通貨もドル売りになるのではないでしょうか。ポンドドルも1.55前後まで下値を確かめる展開があるかもしれませんが、1.55-1.56台を維持できれば次のドル安のときには1.6超えを目指すものと思われます。
もちろん、上記のような利上げ以外のリスクオフ要因が発生すれば、ユーロ売りは巻き戻されることになるでしょう。また、ユーロドルは短期サイクル上はそろそろボトムをつけてくる頃であり、さらに金融占星術からみても再来週は相場が反転しやすい時期となります。もし、これらが正しければ、下値攻めのクライマックスは来週になるような予感もしています。

長文失礼しました。
 
 
 
Unknown (やまは)
2015-07-18 13:46:42
カラバさん

今週もコメントありがとうございます。カラバさんは、金属(貴金属・銅その他)の下げをどう御覧になりますか?これとドル高とはもちろん関係あるはずです。週末は、その因果関係を考えてみたいと思っています。また書きます。
 
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