調整模様の相場でドル円は1時間足できれいな波動を描いている。上げては大きく下げの繰り返しだが、まだ持続的上昇に戻るには早い気がする。下げのチャンネルはかなり明確に出ているので、105円に戻るまでは、下げが強いのではないか。そういいながら、実際はロングで短く取るトレードにしている。やはり、長い目ではドル円は上げると思うので、リスクを考えて、流れの方向(ドル買い)でトレードしている。
短期はそういうことでドル円のロングでつないでいるが、年始めの長期目線トレードとしては、やはりドルスイスが一番面白いように思う。ドルスイスは、スイス中銀の介入前に0.7まで落ち込み、介入後は0.9あたりでレンジとなっている。ドル円とドルスイスは似た動きをするというのが常識(この宮田氏のチャート参照)であるが、その点からすると、今回は、ドル円における円安と比較して、まだまだスイスは高いと思う。すぐには動かないかもしれないが、3年とか5年を考えると、ドルスイス1.5あたりまでは十分に射程に入るのではないか。また、万一、リスクオフ状態になってスイス買いが起こっても、ユーロスイスの1.2の防衛ラインは守られると思われ、ドルスイスも0.9を大きく下回ることはないだろう(ユーロドルも下げ気味であることだし)。幸い、ドルスイスはプラススワップであるし、長い目でちょっとまとめて買っておくのは悪くはないと考えている。
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万が一スイス中銀が介入はいるときは、EURUSDではなく、USDCHFなのも強調材料です。
根っこのポジを持ちつつ、一部下がったら買い増し、上がったら利確を繰り返して波に乗りたいものです…
ありがとうございます。私もお考えをヒントにいろいろ考えましたが、おっしゃるとおりのように思えてきました。楽しみなポジションですね。
わらのいぬさん
今回はかなりの人が予測してますからね。おそらく下げがあると思いますが、相場は水物。気をつけていきたいですね。
本年もよろしくお願いします。
ここから春にかけて、ドル円とダウ&日経が大きく落ちるか、見ものですね!
1月10日(ブルームバーグ):過去2年余り続いた円安の大反動が起きる-。相場の動きから波動パターンを読み取り、今後の展開を予想するエリオット波動分析によると、今年のドル・円相場は1ドル=90円割れの水準まで円高が進む可能性があり、デフレ脱却を目指す安倍晋三政権にとって試練の年となる恐れもある。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MZ2DQR6K50YC01.html
すでに始まっているのか、もうちょっと先があるのか、まさに瀬戸際まで来ましたね。注目しましょう。
きーんさん
この内容は、このブログの左のリンク集にある宮田レポートの内容そのものですので、詳しくはそちらの内容を見て下さい。特に、月間レポートは前からの分もしっかりとありますので、彼の予測の方法や精度、その他を見ることができます。
あくまでも予想ですから、わかりませんが、下げの底が、90円割れは、有りうる値だとは言えるのではないでしょうか(95円止まりかもしれませんが)。ただ、その後の円安も宮田氏の言うように半端ではないでしょうから、ここは、ドル円・クロス円のロング派にはひじょうに狙い目の一年となるでしょう。