FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



すこし相場が落ち着いたかと思ったら、中東で問題発生。ガザ地区を支配するハマースが、イスラエルに対して大規模攻撃を加えた。第4次中東戦争(1973年)におけるオイルショックを連想する向きもあるが、むしろ、近いのは、2008年のハマースの大規模ロケット攻撃だろう。その経過は「2008年1月9日に、ハマースはイスラエルへのロケット弾攻撃を行った。イスラエルは報復にガザ地区を完全封鎖し、国連の援助車両さえ閉め出された。1月15日には、イスラエル軍がガザ市街地に侵攻。連日空襲を行っている。1月20日には封鎖により燃料が底を突き、ガザ地区唯一の発電所が操業を停止した。」(Wikipedia)となっており、今回もほぼ同様の動きになると考えられる。ただ、人質の数が非常に多いので、展開はややゆっくりとなるはずだ。また、ガザ地区から直接にハマースの兵士がイスラエルに侵攻したのも、2008年とは異なる事情で、それがどう働くかは未知数。イスラエルとイランとの間で、直接の問題が発生しなければ、この後、1年くらいは、ガザ地区限定での様々な戦闘が続く形で進行するだろう。なお、2008年夏には、原油価格が高騰し、147ドル/バレルになった。また、同年9月にはリーマンショックが発生している。
 
今後の予想としては、上の動きの一部をなぞる形で、いろいろな経済イベントが起こると思われる。ただでさえインフレ懸念の中でのオイル価格上昇があれば、相場の混迷は間違いない。前から書いているように、アセットクラスの分散を計って丁寧に対応していきたい。
 
月曜は、日本の株と米国の債券がおやすみなので、やや変則的な出だしとなるが、為替は軽くドル高と見ておきたい。世界的に、まだしばらくは様子見の段階だと思う。


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