FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ゴールド、ビットコイン、スイスフラン、今自分がロングしている主要なアセットであるが、いずれも共通性がある。それは、政府債務との関係がない(うすい)ということだ。ゴールド、ビットコインは、政府が発行しているものではなく、「採掘」によって出てくるだけの分量しかない。スイスフランも、米ドルや円に比べるとずっと、政府債務が軽い。GDP比の政府債務を見ると、スイスは極めてすくなくて、27%に過ぎない。

一方、今、長期金利が上昇しているイタリアは、142%と悪い。米国も121%で悪い。では、日本は何%だろうか?実に、224%。これらの国は、長期金利が急上昇するか、通貨が安くなるかで、今、市場から試練を受けている。ここからわかることは、今のリスクオフ相場は、政府債務を膨らませて、リーマンショック、コロナショックの金融緩和を行ってきたことのバブル崩壊過程の第一歩だろうということだ。どのレベルの「崩壊」になるのかはまだわからないが、今の相場の仕組みは少しずつ見えてきたように思う。緩和バブルを作った国は、それぞれの国が異なった形での「崩壊」をすることになるだろう。
 
来週あるいは再来週はすこし緩むかもしれない。前に書いたように、リスクオフは一方向で進むものではない。逆方向の材料(たとえば、今なら、イスラエルとハマスの一時停戦とか)によって一気に逆流するが、また、新規の悪材料(停戦破棄とか)でまた悪くなるというジグザグの動きになる。うまくそのあたりを調節していきたい。FXトレードは、ドルスイ売りを軽く継続していきたい。意外にうまくとれているのには驚き。ゴールド、ビットコインは、逆行する時があれば、すこしずつ買い増ししていく予定だ。




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