FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



21時30分に急にドル高になったと思ったら、これからある議会でのイエレン証言のテキストが事前公開されたということだ。

中味は、今までと変わらないが、「年内利上げ」を再度示唆したことはやはり重要だろう。海外での受け止め方を見ても、これで何か突発事がないかぎり、年内利上げは確実と見る見方が強まっているようだ。これは私の今までの見方と同一であり、ドルストレートでの長期のドル買いポジションはうまくいくと考えている。
 
問題はドル円だが、このまま弱い押し目を繰り返しつつ、130円に向けて上昇するというファンダメンタルズ重視の見方と、100円台にまで大きく落ち込むのが遠くはないというサイクル論的な見方と、ふたつあると思う。前者から見ると、後者はほとんどあり得ない考え方だ。しかし、私は、ドル円については、8年サイクルを基本としたサイクル論が予測方法として最有力であると考えている。なぜなら、ここ数十年そのサイクルは大きくは違わず実現しているからだ。ドル円75円の時に、近いうちの120円以上を予測できたのはサイクル論者だけだった。
 
ということで、現状からはあり得ないと思うかもしれないが、それほど遠くないうちにドル円は大きな下降期(円高期)に入り、100円から110円程度まで下落する可能性が高いと考えて動いていきたい。やはり、米国利上げの副作用で大きなリスクオフになるというシナリオが有力なのではないだろうか。




コメント ( 14 ) | Trackback ( )