FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



午前中の早い時間で、金の垂直落下が発生した。1130ドル付近から下落し、一気に1100ドルを割り、瞬間的に1080ドル程度まで落ち込んだ模様だ。この動きは一昨日に書いたように予想通りであり、その意味で意外性はないが、「昨日今日とは思はざりしを」ということではある。^^
 
チャートの形は決定的に悪くなり、1000ドル近辺までの下落は確実となった。場合によっては意外に近いうちに800ドルを見ることになるかもしれない。数年前に、金の1000ドル付近への下落を予測していた時に、産金コストが1300ドルなのでそれ以下には下がらないという説もあるという話があったが、そんなことはないことがはっきりしたと思う。その時にも書いたように、産金コストなどというものは原産国や鉱山によってまちまちであり、統一的な平均値を出してみても意味がない。それが相場に与える影響は限定的である。1000ドル以下で採算が合う鉱山もあり、また、それでだめな鉱山は閉山されるのみである。私が金地金を買い始めたのは600ドル台からだが、そのレベルにまで落ち込むことはまずないと思うが、もうしばらくは下げが予想される。次の上げサイクルは、リーマンショックの時と同じように、円高がかなり進んでからとなるだろう。
 
今日は、NZの首相のNZドル安牽制発言で、キウイドルが少々戻して、また豪ドルも連れて上がったが、限界はあるだろう。以前のサポートなどを見比べれば、ここからの上値は限定的であると考えている。金が1100ドル割れを見る状況で、豪ドルだけがどんどん上昇するということは考えにくいのではないだろうか。


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