FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



いよいよギリシャの国民投票が近づいた。結果は、「国民投票は延長されない限り、1600GMT(日本時間6日午前1時)に投票が締め切られる。その直後から出口調査の結果が明らかになる見込みで、1800GMT頃に開票集計を受けた最初の暫定結果が公表される予定。」(ロイター)とのことで、日曜日深夜には取りあえずの結果がわかり、月曜日6日の為替市場からはその影響が出てくるだろう。EU側の緊縮策にYESが出れば、EUには勝利だが、ギリシャ国内の政情は不安定化して、経済政策は混乱する。NOが出れば、EUからの支援はますます期待できなくなり経済の混乱は深まる。どちらの場合も、ギリシャがEUにとってのお荷物である状態はすぐに解消される見込みはない。とはいえ、一気に情勢が悪化するものでもない。あく抜けも期待できないが、破局的混乱もないだろう。
 
相場としては、日本株のように欧州から遠いものはむしろ上げそうだが(金曜日はカリスマ投資家cis氏が日経先物で200億分買ったと話題になった)、為替はそれほど大きくは動かないと予想する。それでも、ユーロを買い上げる動きにはなるはずもないので、ドル高基調が続くのではないか。個人的には、キウイドル売りを週またぎで継続しているが、豪ドルも対ドルでぎりぎりのサポートラインに入ってきた。今の値0.75が割れると、豪ドルもキウイドルの後を追うことになるだろう。ここは特に注目したい。
 
豪ドルと言えば、示したチャートは、豪ドル円の月足であるが(目盛りは100倍で見て下さい)、2001年から2008年までの値動きと2009年から今までの値動きとを見比べると、そろそろ2008年のサブプライム、リーマンショックが再現してもおかしくないと思えてくる。2001年から7年目が2008年だったが、2008年から7年目は今年になる。今年の後半から来年は、豪ドル円を始め、クロス円には厳重注意が必要な期間であると思っている。豪ドル円などは、この月足を見ればわかるように、たった3か月で100円から60円まで落ちた前歴がある。あの時は、まだ初心者で、それがわからず、買いで失敗したこともあるが、今回はもし起きればその二の舞にならないよう、しっかりと売りで対処していきたい。個人的には、ギリシャがやや落ち着き、上海株の調整が終わったと見せかけて、そこからダウ暴落、クロス円暴落、というような線で心づもりをしている次第である。






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