人が生きる世の中(サランサヌンセサン)
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ペギーリー Peggy Lee ① "Where or When""We'll Meet Again"
ペギー・リーは1920年生まれの女性歌手で、1941年にベニー・グッドマン楽団に参加し、1943年までバンドシンガーとして活躍しました。
1972年に世界に先駆けてCBSソニーから、ペギーリーのべニー・グッドマン楽団時代の32曲のSP録音を復刻したLPが、ジャズ評論家の油井正一、粟村政昭、大和明らの監修で発売されました。テディー・ウィルソンのブランズウィック・セッションを集めた世界初のLPも発売され、当時の日本のジャズ評論家の人たちのレベルの高さ、見識の高さを感じます。
ベニー・グッドマン楽団時代のペギー・リーのヴォーカルはスウィングするだけでなく、ソフトで情感が深く、楚々たる趣きもあります。ロマンチックで雰囲気にあふれ、デビューの時から独特のペギーリーの世界が花開いています。
"Where or When"は、1937年のロレンツ・ハートとリチャード・ロジャースの作詞・作曲で、初めて会ったのに前から知っているような、話したことがあるような、運命の出会いを描いた夢みるような歌詞です
"Wee'll Meet Again"は,第二次世界大戦中に最も多く聞かれた曲の一つです。”私たちはまた会うでしょう、晴れた陽のもとで”という歌詞が、戦地に赴く兵士の家族や恋人の気持ちを表していました。 (Kann Dorao)
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アニー ロス 「ハウ アバウト ユー」 Annie Ross "How About You"
ジェリー・マリガンのアレンジとアニー・ロスの歌が溶け合って、素晴らしいジャズヴォーカルのアルバムになっています。アップテンポの曲は痛快にスウィングし、バラードはクールでありながら、しっとりと情感豊かに聞かせます。アート・ファーマー、チェット・ベーカーのトランペットのソロも秀逸です。
UPした”How About You”は”私は~が好きなの、あなたはどう?"という歌詞で、歌手によって好きなものを変えて歌うのですが、アニーロスは”フランク・シナトラ、ビリー・エクスタインのルックス”と歌っています。
1959年には同じPasific Jazz レーベルからズートシムズとの共演の”A Gasser with Zoot Sims"を録音しますが、やはりジェリーマリガンとの相性のほうがよかったようです。 (Kann Dorao)
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ローズマリー クルーニー ”イット クッド ハップン トゥ ユー ROSEMARY CLOONY 「IT COULD HAPPEN TO YOU
ローズマリークルーニーの1960年のアルバム「CLAP HANDS ! HERE COMES ROSIE !」(RCA)から、「It Could Happen To You」です。
このアルバムはボブトンプソンのアレンジで、ジャズとポピュラーのバランスのとれた、楽しく質の高いアルバムになっています。ロージーのヴォーカルは発音が美しいので歌詞がよくわかります。 (Kann Dorao)
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ROSEMARY CLOONY 「TENDERLY」 ローズマリー クルーニー 「テンダリー」
ローズマリー・クルーニーはアメリカの女性ジャズ・ヴォーカリストで、1950年代に「うちへお出でよ」や「マンボ・イタリアーノ」などのポピュラーヒット曲や、映画出演などでアメリカだけでなく世界で人気を得ました。
ロージーの歌は明るく、親しみやすく、発音が美しく、しかもスウィング感が満点です。レコードはCOLUMBIA、DECCA、RCA、REPRESE、CONCORDなどに録音されています。
ビング・クロスビーと共演した「ファンシー・ミーティング・ユー・ ヒアー」(RCA)は、ビングとの相性もぴったりで、楽しさいっぱいのアルバムです。他にもRCA時代では、ネルソン・リドルのアレンジのビッグバンドをバックに、ロージーが抜群にスウィングする「ソルヴズ・ザ・スウィンギング・リドル」も代表作です。
UPした画像は1952年に録音された「テンダリー」です。1956年から1957年のテレビ番組「ローズマリー・クルーニー・ショー」のテーマ・ソングになっていた、ロージーの代表的な歌です。 (Kann Dorao)
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