こんばんわ 人事コンサルタント/社会保険労務士 内野光明です。
経営資源のなかで最も大切なものをあげてください、と問われれば「人材」または「技術」と答えられることと思います。
2009年の中小企業白書においても「中小企業がもっとも重要と答える経営資源」において人材が約5割、技術が約2割5分というデータがあります。
さて人材が大切と答えた経営者はその人材について、定期的に打ち合わせはされておられるのでしょうか。
おそらく技術会議、売上会議は実施されるでしょうが、人材会議はほとんど実施していないのではないでしょうか。
その理由として
1.テーマが広範であり、またその基準もなく何について打ち合わせしたらよいかわからない。
2.経営活動にとって即効性がなく二の次になっている。
3.企業目的は利益の追求であり、人材については二の次になっている。
等など、たとえば上記のような内容が思いつきます。
「企業は人なり」という言は「名ばかり明言」になってしまったのでしょうか。
そんなことはありません。
ここで企業目的に着目すると、稀代の経営者、稲盛和夫氏はその著書のなかで「企業目的は従業員の物心両面の幸福を追求すること」としています。
また、かのフォードモーターのヘンリーフォードは企業目的を「従業員に高賃金、顧客に低価格を提供すること」を目的としています。
本日の日経新聞 経済教室(2009.12.30)で加護野忠男先生(神戸大学)が述べておられるように、企業目的が利益追求だけでは今後の企業存続が危ぶまれます。
利益追求の影にはやはり人に対する配慮は欠かせません。
顧客は提供する商品に付加価値を求める時代になりました。
付加価値を創出する中心は社員一人ひとりです。
人材をおざなりにすることは決してできないと思います。
「どのように人材を育てていくか、やる気もって働いてもらうにはどうしたらよいのか」もう一度振り返ってみましょう。
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社会保険労務士 内野 光明
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