goo

ピカソ 京都と東京

2002-12-31 | ア-トな話し
今、京都でメトロポリタン美術館展(京都市美術館)とス-ラと新印象派(京都国立近代美術館)の2つが開催されている。予想に反して比較的空いていた。
ス-ラの方のパンフレットは相当の力が入っているせいか、高い。(笑)
写真の絵が、メトロポリタン美術館展で展示されている、ピカソの「白い服の女」である。
見た途端に、


この絵を思い出す。ピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」。制作年は同じである。東京のブリヂストン美術館所蔵で常設展で見た。どちらも中性的である、同じポ-ズをしている。女性の方は、足を組んではいないと思うが...。
赤いほうの絵は、斎藤 純 著 「凍樹」(講談社文庫)に出てくる。この本は、フェルメ-ルが出てくるので、読んだのだが、「こらえるほどに愛は深くなる」という謳い文句通り、美術館学芸員の人妻・高桐布結子と年下のミュージシャン.佐久間檀、との禁欲的な「愛」が描かれている。佐久間檀は、ジャズ演奏家であり、高桐布結子が彼をイメ-ジする引用に使われているのが、このサルタンバンクである。この本では、アルベルト.ジャコメッティの彫刻も出てくる。これもブリヂストン美術館で見ることが出来る。正面と側面がゴッチャになって線に近づくという(?)作品です。ス-ラの作品を見て、色盲検査を思い出すような(笑)人もあるかと思いますが、いろんなことを感じさせる秋がやってきました。14年10月6日
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。