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「画家としてのミュシャ ―絵画と素描―」 堺市立文化館

2008-05-10 | ア-トな話し
ミュシャを知らなくても、どこかで、見たことのある絵だよな。という人は多いだろう。
ミュシャの作品はタイトルの写真のような、特色ある作品。
これは会場の入り口のディスプレイ。「夢想」というリトグラフの作品です、今回は残念ながら、展示されてなかった。

堺市立文化館内にある、「アルフォンス・ミュシャ館」に行ってきた。
彼の作品は、ここで常設展示されているが、平成20年3月15日(土)~7月13日(日)までは、表題の、企画展を開催中。

アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、19世紀末から20世紀初頭のアール・ヌーヴォーの代表的画家です。彼は、チェコで生まれ、パリの舞台女優、サラ・ベルナールのポスターを制作して一躍有名になった。
これも今回は展示されていません。

「アルフォンス・ミュシャ館」は、いわゆる「ドイ・コレクション」である。
「カメラのドイ」の創業者である土居君雄のコレクションを彼の死後、遺族が堺市に寄贈したもの。「カメラのドイ」も今はないけれど。

今回の企画展の目玉は、この作品です。



タイトルは『巫女』。
彼の作品の多くは、リトグラフでありポスター用です。
絵そのものも美しいが、描かれるのは北欧系の美女。
日本人好みなのかも知れない。

そんな中で、油彩のこの作品は珍しい。
幻想的な雰囲気で、思わずぼうっと眺めてしまいます。
他の作品は、人形的な美しさですが、これは今にも戦いに出て行きそうな
凛々しい女性の美しさです。
チェコの神話が素材のようです。

シヨップで、この絵葉書を探したがありませんでした。
「理由は分かりませんが作られていません」とのこと。
替わりに頂いたのが、このパンフレットです。

常設展に戻ったら、是非もう一度行きたい。

今回は、見ることが出来なかったが、「黄道十二宮」です。




同じビル内にある「与謝野晶子文芸館」は共通券で入場出来ます。
堺が生んだ偉大な歌人を偲ぶことが出来ます。
ここに「明星」という当時の歌集も展示しています。
挿絵を見るとびっくりしますよね。
さっき見てきた、ミュシャの作品?と思ってしまいます。
残念ながら、これは、日本の画家「藤島武二」の作品です。
当時、アール・ヌーヴォーが全盛だったのですね。



これは南海電車堺駅にある晶子の銅像です。
"ふるさとの 潮の遠音の わが胸に"

堺には、晶子の歌碑は10数個あります。
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