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ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

2011-10-06 | ア-トな話し
印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション 京都市美術館9/13~11/27

京都市美術館ではフェルメールからのラブレター展 が開催中ながら、本展覧会も開催された。フェルメールからのラブレター展には写真のように、長蛇の列ができている
6月に行ってきた
ワシントン・ナショナル・ギャラリー展は入場の列は出来ていないが、場内は、まずまずの混雑ぶりである。

アメリカ合衆国の首都、ワシントンD.C.のワシントン・ナショナル・ギャラリーより、
印象派とポスト印象派の傑作を紹介する展覧会が開催された。
 
12世紀から現代までの世界有数の西洋美術コレクションで知られるこの美術館は、一人の男の壮大な夢と情熱で創設された。
その男の名はアンドリュー・メロン。19世紀末から20世紀にかけて銀行家、実業家としてアメリカ屈指の財を築き、1890年代末にはジョン・ロックフェラー、ヘンリー・フォードらと並んでアメリカ合衆国を代表する大富豪となった人物。
合衆国財務長官、イギリス大使を歴任した彼は、美術品の収集に関心をもち、いつしか自国の首都にふさわしい美術館を創る夢を抱きます。そして自らの審美眼と財で集めた絵画約130点を含むおよそ150点にのぼるコレクションと、美術館設立のための資金を連邦政府に寄贈したのです。こうして1941年に完成した西館は当時世界最大の大理石造りの建造物であり、まさに老実業家の夢の結晶でもあった。
 
今日に至るまで同館の所蔵品約12万点はすべて一般市民による国への寄贈で成り立っています。  本展では、ワシントン・ナショナル・ギャラリーの所蔵作品の中でも特に質が高いことで知られる印象派とポスト印象派の作品から、日本初公開作品約50点を含む全83点を展示された。
日本で初めて「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」が開催されたのは1999年。今回はそれ以来、12年ぶりの開催となる。




フィンセント・ファン・ゴッホ 《自画像》
ポスター等でよくみる、この作品、会場では一番最後に出てきます。
最後の自画像の一点と言われています。
すごい迫力で迫ってきますよね。



フィンセント・ファン・ゴッホ 《薔薇》
白いバラ。まるで何かを予兆するような。
まさに最後の作品と言えるかも。絵具が乾いたころに送って貰った作品。彼はその1ケ月後、自ら命を絶った。
ショップでも、すごい人気のようです。




メアリー・カサット 《青いひじ掛け椅子の少女》


白いドレスにタータンチェックの靴下とサッシュを身につけた少女は、ドガの友人の娘です。
退屈を持て余して落ち着かない様子の少女と、隣の椅子で静かに眠るカサットの愛犬の対比がいいですね。




ピェール・オーギュスト・ルノワール 《アンリオ夫人》

久々に出会えました。美しいですね。女性を描くのが上手な画家です
今年の4月に 東京の国際美術館
ルノワール -伝統と革新展で出会いました




クロード・モネ 《日傘の女性、モネ夫人と息子》

会場でも目立つ作品です。展示している場所も良かった。



クロード・マネ 《太鼓橋》

睡蓮と言えば太鼓橋という位に有名な橋である。

そしてマネと言えば、ベルト・モリゾである。

三菱一号館美術館の開館記念展として開催された マネとモダン・パリ展が懐かしい

あの時の すみれの花束をつけたベルト・モリゾ のリトグラフが今回展示されていた。



思い出しますね。
ベルト・モリゾの作品も何点かありました。



ベルト・モリゾ 《姉妹》




ジョルジュ・スーラ 《オンフルールの灯台》

点描作品で有名なスーラであるが、技法の最高点に達したと評価される作品。




エドガー・ドガ 《舞台裏の踊り子》

ドガは昨年に横浜美術館のドガ展をみた。ドガ展 横浜美術館
エトワールのような華やかさはないがドガの踊り子に久々に出会った。


ポール・セザンヌ 《赤いチョッキの少年》
セザンヌと言えば、静物画が見慣れているが、心に残る1点である。

他にもいい作品があります。とにかく素晴らしい作品が一杯の展覧会。
自分が何に感動するのかが楽しみの展覧会です。



ワシントン・ナショナル・ギャラリーには、「常設コレクション作品」と呼ばれる作品群があり、傑作の多くがそれに指定されています。来館者の多くは、美術館の「顔」であるこれらを観るために訪れるといっても過言ではありません。

「常設コレクション作品」は、その作品価値をもとに、寄贈者または理事会の意向で決められ、 ある決まった点数以上、一度に館を離れてはならないという不文律があります。同館の全所蔵作品のうち現在「常設コレクション作品」に指定されているのは2,334点(*)。うち66点がフランス絵画です。本展には、9点の「常設コレクション作品」が出展されている。これはひとつの展覧会に出される点数としてはワシントン・ナショナル・ギャラリー史上最多です。「70年におよぶワシントン・ナショナル・ギャラリーの歴史上かつてない、そしてこれからもないであろう」と言う空前の質と規模の展覧会といえる。

◆本展に含まれる、常設コレクション作品

エドゥアール・マネ 《鉄道》、
フレデリック・バジール《若い女性と牡丹》、
クロード・モネ 《揺りかご、カミーユと画家の息子ジャン》、クロード・モネ 《日傘の女性、モネ夫人と息子》
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《踊り子》、 
メアリー・カサット 《青いひじ掛け椅子の少女》、メアリー・カサット 《麦わら帽子の子ども》、
ポール・セザンヌ 《赤いチョッキの少年》、
ジョルジュ・スーラ 《オンフルールの灯台》。


展覧会の後のランチ



『 ROLLOT(ロロ) 』
前の道路は何回も通ったことがありますが、hoso_yan さんが掲示板で紹介してくれたので行ってきました。

根野菜をつかったミートソースパスタ
コーヒー付で1,000円。
店内は女性向きでオシャレです。外人の女性も来てました。隣の山総美術とは店内で行き来できるように作られています。セレブな気分を味わえる空間です。

ついでに近くにある京菓子の平安殿で豆大福他を買いました。
豆大福がおいしかった。
もう少し行くと、「花みずき」という雑貨屋さんがあります。
ここは、もう何回も行ってます。


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コメント
 
 
 
Unknown (☆☆☆)
2011-10-06 19:54:43
つぐみです。こんばんは。
お元気にされてましたか?
早速行かれたんですね。
このお店『 ROLLOT(ロロ) 』は岡崎の美術館へ行く時はここでたいてい食事をしています。
一度注文を忘れられましたがクッキー(1個でしたが)紅茶に添えられてました。
 
 
 
ありがとうございます (kazu_san)
2011-10-06 20:48:35
『 ROLLOT(ロロ) 』ご存知だったのですね。
セレブ感いっぱいのお店ですよね。
いつかお会いできるかも? 楽しみです。
 
 
 
図録 (イタリア)
2011-10-09 06:52:22
実家の両親が行ってきました。図録を買ってきたのでじっくり観賞。本物は11月に観賞する予定です。

ロロにも行ってみたいです。
 
 
 
『 ROLLOT(ロロ) 』 (hoso_yan)
2011-10-09 10:11:09
『 ROLLOT(ロロ) 』行かれんですね。鶏そぼろのサンドイッチも美味しいので、次回は、召し上がって下さい。
 
 
 
イタリアさん (kazu_san)
2011-10-10 03:57:45
図録を先に見て展覧会に行くのもいいかもですね。ご両親のお蔭ですね。見所たっぷりですから、楽しんで来てください。
 
 
 
hoso_yanさん。ありがとう (kazu_san)
2011-10-10 04:00:54
『 ROLLOT(ロロ) 』いいところでした。鶏そぼろのサンドイッチですね。了解です
 
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