片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

“面映ゆい”・・・整列された担当医師・看護師さんに送られて退院、お世話になりました!

2011-09-28 13:22:09 | 「リハビリ」

 5:30分起床、昨夜は退院嬉しさの興奮気味に加え、夕方届いた麻痺左手装具がフイットした喜びと重なり、深夜数度目が覚める。

                 
 今朝も秋晴れの好天気、最終日の散歩は1階玄関から中央環状線へ降りる。
 後ろから受付警備員さんに声を掛けられ、患者さん単独の散歩は危険につき早い目にお帰り下さいと忠告いただく。
 迷惑を掛けたらいけないので早々に引き上げるが警備員さんは歩行後ろを介助ホローされ、恐縮しながらロビーに戻る。
               

朝食後は10時に迎えに来る家内・次女の来院に備え、机引出在中の小物の整理整頓に懸かる、引出内の昨夕、「ボトックス治療」担当理学療法士Y先生、作業療法士T先生から頂戴した19ページに及ぶ自主トレメニューを開くと、お二人先生自作のカラー写真付き克明な自主トレストレッチ説明書に心が打たれる。
 

            

17日間の入院中根気よく、優しくしご指導いただいた、「肩甲骨」・「手指」・「大腿四頭筋」のストレッチが細かく記載され、拘束時間中には自由な時間が無いお二人が残業して作成されたご努力に胸が打たれる。
 
最終ページに「一週間に一度くらい、これらの動作が行えているかチエックしてください」とあった、お二人の熱望に応えるよう、日々怠りなく継続することを誓う。
 仔細に読んでいる内に二人が来院、慌てて机上廻りの片付けに懸かる、落ち着いたところへ、主治医副院長M先生挨拶の来られ、家内・次女に経過説明いただき、若干の機能回復は認められたが今後は自宅での自主トレに励んで欲しいと言われる。
 帰途は退院証明書・治療明細書を渡すので「ナースステーション」に立ちよるように言われる。
 荷物をまとめた次女が階下へ降ろす間に、家内とお礼に立ち寄り先生から数通の封筒をいただくと、ステーション全員の看護師さんが先生を先頭にエレベーター前に、整列され「退院おめでとうございます」の言葉と共に送っていただき、びっくりドギマギするやら、顔が火照り、感動の内にエレベーター扉が閉まり、皆様のご厚意に感謝しながら、ヤレヤレと顔を見合わせる。
 1階受付にて入院費の支払いと証明書受領の手続きを行う。以前「ボトックス治療」に服用する「ポツヌリス菌」注射は高額医療の対象となると聞いていたので保証金(5万円)の3~4倍は覚悟していたところ、請求金額は56,620円と聞いて驚く。
 予想よりの安さに有り難く感謝、明細を見ると注射23,568点・リハビリ23,820点・食事負担金12,220円。 多分、一種一級の身体障害者手帳と後期高齢者に達して支給された、高齢障害者医療受給者証のお蔭と推察する。
 受給者証の一部負担金の欄には、外来一日600円まで、入院1割負担2,400円までとなっている。
 今回のリハビリ入院では、先端リハビリ医療「ボトックス治療」受診の機会に恵まれ、2週間に渡る熱意ある理学・作業療法の施術を受け、清算では予期しない金額で収まった幸運の連続にただ感謝する。