片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

踵・爪先機能全廃左足、PT理学療法は「階段普通昇降訓練」に挑戦。

2011-09-20 08:47:05 | 災害天候

  台風15号の影響か、今朝初めて朝日の日差しを拝めず、目が覚める。
 黒い雲が広がり、雨が降っている様子、外出散歩を諦め、5階一回り~1階一回りの早朝トレーニングスタート。
          

エレベーターにて一階へ、右は厨房室・レントゲン室、左は売店・喫茶室、受付は警備員さんお一人当番勤務中。
 お天気の様子を伺っていると話が12号台風がもたらした紀伊半島豪雨災害に及び、貴い人命の喪失に、「那智の滝」の流れが変わる大惨状、昔から集中豪雨の多い地域ながら今回は人智の想像を超えた降雨が連続した結果、河川氾濫・土砂災害をもたらしたと同情心いっぱいにお話を聞かせていただく。
 話は昔の「伊勢湾台風」にさかのぼり、すべてなぎ倒された「大台ガ原」の樹木、紀伊半島周辺は台風の襲来度びに大きな被害をこうむる災害地域にお互い心を痛める。
 
勤務状態では土曜日、午前中職員さんお一人勤務、その後は警備員さんお一人で24時間受付業務・館外見回り・電話応対をこなされる多忙ぶり。
 お話好きの方で久しぶりに30分余り。歓談を楽しませていただく。
 10:00 OT作業療法T先生、昨日テストした麻痺左手装具を着ける前、装着後のピン大・小、オハジキ、硬貨風金属を「つまみ」・「運ぶ」作業を繰り返し、先生は指の動きを丹念にチエックされる。
 集中していたせいか40分は「あっと・・・」言う前に過ぎ去る、硬貨風金属は苦労するが他は全てクリアーする。

 確定的に装具装着効果は体感し得ないが退院後の装着は内側へ倒れ込む親指に効果をもたらすことは期待しえる。
 

            
3日ぶりに開業した1階喫茶店に立ち寄り、リハビリで渇いた咽喉を薫り高いコーヒーで潤す。
 静かな店内、一人新聞を読みながら憩いのひと時をもてる喜びをしみじみ感じる。
 リハビリ入院中は①朝は希望に起きる、②昼は努力に生きる、③夜は感謝に眠る・・・をモットーに、日頃の我侭な生き方を反省する「心のリハビリ」も出来る。
 14:40分 PT理学療法Y先生、始めの20分はベッドに仰臥姿勢でストレッチ、内転筋を充分ほぐしていただいてから先生の補助で麻痺左足を引き寄せ、蹴る動作運動を10回、次いで大腿四頭筋をほぐして貰ってから階段の普通昇降に挑戦。


           

 今迄、左ひざ・踵・爪先機能全廃につき、階段の降りは左足を下ろした階段に右足を降ろし、一段づつ降りる動作を繰り返してきたが麻痺左足に体重をかけたままで、次の段に右足を降ろす「普通階段昇降」の介助指導をお願いする。
 左にY先生、軽く左腕を支えて貰い、左体重負荷を感じながら右足を移動する。
 右足移動はスムースに動いてくれるが左足を挙げ、下の段へ移動する動作が窮屈、最下段までの間、数回爪先が引っかかる。
 歩行姿勢がマダマダ「分銅廻し」になっている悪姿勢が直らず、膝を真っ直ぐに上げられない機能低下が文字どおり「足」を引っ張っている。
 最後は廊下バーの横に立って、左足を前に出し、戻す訓練を行う、