片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

「親指・ひとさし指」でピン5本摘まめた!、4日目「4人部屋」へ移転、

2011-09-15 09:13:26 | 「リハビリ」

 世間は残暑が厳しく、「熱中症」注意が報道されているが病棟内は空調が効き、少し寒いぐらい、夕食後は長袖パジャマを羽織り、夏風邪防止に努める。
 5階病棟は午後8時を過ぎると早々にカーテンでベッドを覆い、就寝される患者さんが多く、私も8時半にはベッドへ、30分読書後熟睡、早朝6時起床の規則正しい生活。
 朝食前後に本日の予定表が配布され、PT理学療法・OT作業療法(2回)の時間(各40分)が指定されている。
 「ボトックス治療」期間中の担当PT・OTは固定され、休日のみ交代するので土・日・祝も治療が続く勤務体制、患者は入院中一日も休むことなく、リハビリは継続する。
 医療点数ではPT・OT共に1単位は20分、一日OT4単位、PT2単位、今回は上肢機能訓練の為にOT作業療法を主力に診療計画を組み立てていただく。

 本日の予定は10時~10時40分OT、午後2時~2時40分はPT、4時~4時40分再びOT、理学療法40分・作業療法80分の治療計画が2週間継続する予定だ。
 昨日、ピン2本摘まめた朗報を聞いて、今朝の作業療法を家人・長女が見学を希望する。
 2週間担当の作業療法士Tさん、初日以降連休され、今日から出勤される好都合、恐らく主治医M先生の朝巡回も行われるので、「ポツヌリス菌」注射後の上肢運動を確認見学する良い機会だ。

             

 10時、2階トレーニングルーム、家族2人見学して作業療法開始、初めの20分はマッサージ、PT・OTマッサージは快さを追及するのでなく、麻痺から起こす筋肉の硬直を名称づけられた各筋肉をほぐすので疼痛を伴うが矢張りほぐしは気持ちよく眠気を誘われる。
 T先生、3日前「マッサージ「で得た指の感触では、麻痺筋肉の中でも大きな筋肉、「大胸筋」・「三角筋」の硬さはほぐれているとの嬉しい感想でした。
            

 テーブルを移動して卓上ピン、木製サイコロの「掴み」・「挟み」・「持ち上げる」・「移動する」動作作業開始、ピンは3列5本計15本を摘まみ成功、サイコロ大小各五つを掴んで移動に成功、二人から驚きの声が挙がる。
 昨日と異なるのは親指の腹とひとさし指の腹でピンを挟めたことに喜びを感じる。
 最後に丸棒握り、未だ麻痺左手で握るのは不可能なため、先生の補助で握り、卓上で直角に立てて、20秒保持を2回行う。

 手首機能全廃につき、握った棒を直角に維持する事は難しく、過去のトライでは全て失敗していた。
 一昨日「ポツヌリス菌」を回内筋・回外筋 筋腹に注射した効果が出てきたようで嬉しい。
 巡回中の主治医M先生、「ポツヌリス菌」注射の効果は3日目~7日目に現れるので作業療法で促通反復、イメージを確り脳波に届けることで機能回復につながると言われる。
 午後のPT理学療法はY先生、階段の一足降下に挑戦、今迄は左足を降ろすと同じ個所に右足を降ろす、一階段毎繰り返してきたが本日はY先生の指導で、左を降ろすと右は次の段へ移す、健常者と同じ降りかたを試みて成功する。
今日は「二本指でのつまみ」・「階段降り」に成功、嬉しい成果に自分を褒める。
 
病室移転はリハビリテーション中に看護師さんが隣の「507号」室へ、全て移送していただき、部屋に戻ると東窓向きの全てカーテンで仕切られた4人部屋、隣の病室の方にご挨拶を交わし、落ち着く。