片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

マシンの合間「パワーリング」・「パワークッション」・「ギザギザボール」、120分<パワーリハビリ>

2011-09-10 13:30:52 | 災害天候

台風14号は9:00九州の西海上で熱帯低気圧に変わりました。
 週末の土曜日、テレビ報道は再び熱中症に注意の呼びかけ、最高気温は東北南部や関東から西で30℃を超える予想。
 今日の兵庫県は太平洋高気圧に覆われ、概ね晴れ、午後は大気の状態が不安定となるため雨や雷雨のところもある。
               

 8:50分、昨日に引き続きポラリス送迎車に迎えられ、ディサービスセンター小林入室、座ったテーブルの隣は6年前から顔馴染みニコニコ顔のT氏(89歳)。
 お変りないですか・・・お幾つになられましたか・・・と声を掛けると、大正11年生まれやけど何歳でっしゃろか・・・と答えが返ってくる。
 軍隊経験のあるT氏は自ら話しをされないがお聞きすると笑顔を絶やさず、想い出を語っていただく、実に温厚な老紳士。

             
 毎週土曜日は朝日新聞別刷be on Saturdayが楽しみ、熱い日本茶を戴きながら、大好きなコーナーb3“サザエさんをさがして”をみる。
 
本日の漫画は懐かしく想い出す74.1.9掲載「日本沈没」、73.12.29に公開された東宝映画「日本沈没」からネタが登場、「日本沈没」は当時世間に深く浸透した流行語だった。
 小松左京著「日本沈没」は大ベストセラーとなり、上・下2冊の本を読み、映画も観て、太平洋プレートの沈みからマントルに異常が発生、列島が海中に飲み込まれる脅威を味わった。
 9:30オリエンテーション、本日のリーダーHさん、暑さが戻って「熱中症」が心配、蒸し暑い日中は小まめに水分を補給、滞りやすい血液の流れを良くするためにも喉の渇きを感じる前のドリンキングを強調される。
 
本日はスタッフ6人・利用者15人、9:45~11:45まで120分マシントレーニング、15人の人数となるとスタッフも大変なご苦労だ。
 利用者の
前後組合せ、物理療法・マシントレ・自主トレグループの選択等を考慮され、効率回転を目指す、少なくとも昼食を11:50分位に配膳をしないと午後の送迎に影響を与える。
 本日のスタートは「ヒップエクステンション両足開き」から始まり、№3に「ストレッチベンチ」が入り、前後10分間程汗を収め、再び「ホリゾンタルレッグプレス両足押し」に取り組む。
 15人がマシンを交代しながら、 取り組む間は結構余裕時間があるので椅子に着座したままでトレーニングが可能な器具が準備されている。

             

 先ず「ストレッチベンチ」中は“ギザギザボール”を使用して麻痺側左足・左手を刺激、血行の促通を試みる。
 スタッフに麻痺左手を触って貰うとヒンヤリとした冷たさに驚かれる。
 脳からの運動刺激指令神経が遮断された筋肉内血管の血液が滞り、夏でも温度が下がってくる。
 
何時も温める・触れる等の刺激を与え、血行を良くする必要がある。
            

 次に「パワーリング」、麻痺手も参加して両手で左右から押し込む動作を10回、両膝に挟んで押し込む動作を10回繰り返す。
 左右両腕筋を鍛え、左筋肉の血行流れを促進するを目指し、膝の開閉筋肉を強化する。

           
    
 ユニークな器具は「パワークッション」、座布団式で座ると前後左右に体が揺れる、股関節を意識して下半身を動かすと体幹を鍛えることに役立つ、究極の練習は「パワークッション」に腰をおろして、「パワーリング」を使い、下半身と共に上半身を鍛えることにある。