月刊 ザ・ビートルズ 2001年 10月号
表紙
この雑誌「月刊 ザ・ビートルズ」を取り上げるのは、
2度目になります。
昨年の4月、「リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド」の、
2001年のツアースケジュールが掲載された号を取り上げていました。
その号には、このツアーとは関係がないトニー・レビンへのインタビューも、
過去にビートルズのメンバーと関わったミュージシャンとして掲載されていましたので、
この2001年の月刊ザ・ビートルズには、「リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド」の参加メンバーのレポート等が、掲載されている事もありうるのではないかという甘い期待を抱きました。
幸いにも、この年の号が、格安でまとめて出品されておりましたので、
2年ぐらい前に入手してみたわけです。
仮にツアーにまつわる記事が掲載されていないにしても、
天下のビートルズの専門雑誌ですし、読んで損はないですからね。
それで、どうだったかと言いますと、
ツアーにまつわる簡単なレポートが掲載されている号は、
この2001年の10月号のみだったわけです。
「BEATLE NEWS」のコーナーの、
11頁目の3分の2ほどのスペースを使用して、
「リンゴ、26曲を熱唱!」というタイトルで、
特に参加メンバーの紹介もなく、
7月26日に行われた初日のコンサートレポートが掲載されています。
26曲のセットリストは記されておらず、
ビートルズやリンゴのソロ時代の楽曲、他のアーティストの楽曲も含めて、
11曲のみが紹介されていました。
その中には、「Court Of The Crimson King」が入っています。
「26曲を熱唱!」とタイトルにありますが、
他のアーティストの楽曲は本人が歌っていますから、
「26曲を演奏!」の間違いだと思われます。
コンサート時の白黒の小さな写真が1枚だけ掲載されていました。
写真は、
「両腕を肩ぐらいの位置まで挙げて、
人差し指を観客に向けるリンゴと、
その横で機嫌良くベースを弾くグレッグ・レイク」
という2人だけが写っているモノになっています。
この年のツアー時の唯一の情報記事に唯一の写真。
その写真にグレッグ・レイクが運良く入っていたわけですね。
縦4.5cm×横6.0cmの小さな写真ですが、
この写真1枚で、
私の甘い期待による2001年時の「月刊ザ・ビートルズ」の一括入手も、
報われた感じです。
話は変わりまして、
当ブログでは、EL&P関連のアルバムのジャケットや帯、
ポスターの比較観察日記を時々綴っておりますが、
ビートルズのコレクターには、
遠すぎて及ばないという事をつくづく思い知らされた記事が、
同号にありました。
それは、「ホワイト・アルバム」のエンボス加工部の、
リリース国による隆起の仕方についての違いが、
写真入りで掲載されていた事です。
私などは、EL&Pのジャケットのエンボス加工部の有無ぐらいで、
簡単なレポートを書いたりしているので、
このレポートには、ただただ、驚くのみ。
と、同時にとても刺激になりました。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。