EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ファンクラブ会報 The Young Person's Guide To Emerson Lake & Palmer vol.1

2012-03-03 16:55:45 | ファンクラブ等の資料Emerson,Lake&Palmer
ファンクラブ会報 
The Young Person's Guide To Emerson Lake & Palmer vol.1


画像① 表紙


画像② 裏表紙


画像③ ページをめくるとこんな感じ

70年代に存在していた、
ワーナーパイオニア公認の
エマーソン、レイク&パーマーファンクラブが、
情報不足故に解散。

それでも、
大阪のEL&Pファンはファンクラブを続けたいという意志があり、
立ち上げようとされた方の周辺にも、
EL&Pファンがいたらしく、
大阪で「Battlefield」という名称のEL&Pファンクラブが続いていくとの情報が、
一枚の葉書によって告知されました。

ガリ版刷りの輪転機で刷ったと思われるその葉書は、
大阪で継続されるEL&Pファンクラブの「Battlefield」の住所もほぼ不鮮明であり、
果たして、入会申込をしてもきちんと届くのかさえ、
危ぶまれました。

高校生がそんな不安を抱えながら、
手紙を出したわけですが、
ファンクラブの会長の方から返事が来ましたので、
住所は間違っていなかったようです。

その時のEL&Pファンクラブの会報第一号の表紙が、
写真の「白地に黒のタイトル文字」の冊子なわけです。

あまり意識しておりませんでしたが、
どうやら、
よくも悪くも「ELP四部作」ショックは心の中にあるようで、
それを模倣したようなシンプルすぎる会報の表紙になっています。

先般紹介した表紙も、
78年に一番最初に手にした会報の表紙も、
こんな感じでシンプルでしたね。

本会報の特徴としては、
B4サイズの手書き原稿を作って、
それをコピーして、
2つ折りにして、
ホッチキスで止める。

という手順ですね。

それまでのファンクラブの会報は、
オフセット印刷で、
薄くともきちんと製本されていましたが、
ここに来て、
もろに手作り感が出てしまった感じです。

写真も音楽雑誌の写真をコピーしたものだと思われます。

表紙に関しては、
本当はイラストにしたかったらしいですが、
あいにく、
イラストが一枚もなかったとの事。

しかも裏表紙には、
それ以前の解散したファンクラブの会報に、
使用されたイラストがそのまま使用されていました。

実はこのイラスト、
墨の濃淡を何段階かに使い分けた力作なのですが、
オフセット印刷の段階で、
その濃淡の具合が全く反映されずに終わったという悲劇があるのです。

ま、
私が描いた絵なので実情を知っているわけですが。

それから、
墨の濃淡で表現した絵は、
印刷する時にきちんと仕上がらないと受け止め、
描かない事にしました。

会報全体の内容としては、
当時の情報不足が最も反映されている感じです。
コープランドがEL&Pに庶民のファンファーレの演奏収録を許可した時の、コメントも載っています。

「まえがき」を転記します。

「みなさまこんにちは
本当に長らくおまたせいたしました。
東京本部の解散に続いて、
ELP自身の解散など、
私たちにとって、まったく最悪の事態となってしまいました。
私たちスタッフもELPの解散のショックからなんとか立ち直る事ができ、
このようにがんばっております。 以下略-」

その時々のEL&Pファンは、
いろいろなショックを抱えつつも頑張っている様子が見えてくるまえがきです。

EL&Pを素晴らしいと思う人は、
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2012年3月3日 yaplog!
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