ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

小杉窯@日本橋三越

2018年07月21日 | 旅で出会った食メモ
大ファンである唐津焼の作家・小杉さんが、日本橋三越5階の和食器コーナーで展示販売するとのことでお邪魔。魚をモチーフにした普段使いの作品が並び、ヒラメの大皿に刺身を盛ったら映えそうだ。有明海を中心とした地魚オンパレードの箸置きは、いつまででも眺めていられそう。

シャコとカツオと迷った上で、サバの箸置きを購入。何だかつくりをアテに一杯やりたくなってきたような。

明和町ふるさと交流会@日本橋

2018年07月20日 | 町で見つけた食メモ
三重県・明和町のふるさと交流会にお邪魔した。伊勢市の西側に隣接し、かつて「斎宮」が置かれた都のまちである。斎宮は京の都に御座す天皇に代わって、天照大神の御杖代として伊勢神宮に参拝する名代役「斎王」(主に天皇の娘)が居した都で、町内には都の跡をはじめ、さまざまな史跡が残っている。平成27年4月24日には日本遺産にも認定され、「祈り」と「皇女」とのキーワードから、歴史的ストーリーにも注目が高まっているそうだ。

斎宮の広さは、東西2キロ・南北700メートル。町は史跡と共存する形で、町内各所にゆかりの見所が点在している。駅の正面の「斎宮跡10分の1史跡全体模型」では、全体像を把握。斎宮寮庁のあった区画を原寸で再現した「さいくう平安の杜」ではVRで当時の祭事行事の再現。「いつきのみや歴史体験館」では当時の衣装を着たりして生活体験もできる。ほかにも京都からの華やかな群行や祓いの儀を再現した「斎王まつり」、灯篭を灯した「いつきのみや観月会」、熱気球からの史跡の俯瞰など、イベントも多彩。キーワードに合わせた観光誘客が展開されている。

産物産品では産学連携で「日本酒プロジェクト」を展開。明和町は古くからの米どころで、皇學館大学の学生が「神の穂」という酒米を栽培、折々に神事も行うなどして収穫の後、地元の酒造会社で酒にしてもらう取り組みを行っている。「神都の祈り」という銘柄で二種作っており、大学はじめ斎王まつりなどイベントで販売しているという。どちらも甘めの柔らかな口当たりで、雅な華があるような。

海藻の香り高いひじきうどんに大淀港で揚がるアナゴ寿司など、町の味覚を楽しみながら、雅楽と舞がコラボしたミニコンサートも拝聴。伊勢神宮とのつながりの深い都だけに、お伊勢参拝の際に一駅途中下車してみる流れが、うまく作れないだろうか。

横浜グルメの会からの贈り物

2018年07月19日 | 町で見つけた食メモ
朝日カルチャー、社会福祉法人善光会とともに、定期的におさんぽガイドをさせてもらっている横浜の有志の会。中華街での設立10周年のお祝いに参加したら、なんと世話役の方からプレゼントを頂戴した。日頃のガイドへのお礼とのことで、これはホントに嬉しい。

山手から始まり、横浜公園〜山下町、関内〜馬車道、野毛山、神奈川宿、根岸。地元をガイドすると、未知なるローカルネタが学べて楽しい。大事な講座として、これからも育てていかなければ。

町で見つけたオモシロごはん…横浜中華街 『青葉新館』の、台湾薬膳料理

2018年07月19日 | ◆町で見つけたオモシロごはん
リーズナブルなら魯肉飯の秀味園、定番人気なら点心の四五六菜館、ちょい飲みなら梅蘭本店、みやげ菓子なら鳳梨酥の頂好。これらに並び中華街の私的五大オススメ店「青葉新館」は、ヘルシー中華が看板だ。台湾薬膳料理を標榜し、日本人の舌と体に合う負担のない料理がありがたく、ここぞという時に利用している。今宵はいつもお世話になっている、横浜のサークルの周年記念で、お祝いムードの中で久々に料理を堪能した。

最初の生百合と小エビ炒めは、ししとうに見えるのがユリのつぼみ。食材としては初めて口にしたが、青草の香りが爽やかで体がシャンとする鮮烈さがある。つぼみは台湾から取り寄せているそうで、血行がよくなる効能があるそうだ。エビとタケノコの食感のコントラストも心地よく、のっけから箸が進む逸品である。続く湯葉巻き揚げはケチャップでいただくのが日本の惣菜風、添えてある大根餅は台湾点心の定番で、日本のダイコンを刻み米粉と練って蒸したもの。青椒肉絲のゴーヤ版といった感じの、豚細切り肉とタケノコとの炒め物は、解毒作用のある豆鼓の味付けがデトックス効果ありか。

白身魚とレンコン炒めは、黒酢のあんかけが濃厚ながらますます食が進む引き金に。後半は鳥の出汁がたっぷり出ているクコの実入り冬瓜のスープに、しっとり穏やかな味わいのチャーハン、最後は福々しい見栄えの桃まんを甘味として、お開きとなった。これだけ食べてもまだまだいけそうなのは、台湾薬膳ならではのあたりの優しさの賜物だろうか。

ウェスティン都ホテル京都@京都蹴上

2018年07月17日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯
灼熱の京都旅行、二泊目は純和風旅館からホテルへとガラリと趣が変わる。ウェスティン都ホテル京都は蹴上のやや高台に位置し、部屋からは平安神宮〜鴨川左岸方面を一望。朝食の和定食が素晴らしく、朝粥にちりめん山椒をのせおかずは出汁巻に湯葉煮に京漬物と、まさに京都の朝ごはんだ。