八重洲口を出てすぐ、路地に揺れる縄のれん「ふくべ」にて、(確か)菊正宗ぬる燗×卵焼き。一軒目で下地を作った後、これぞ居酒屋!のカウンターで腰を据えるなら、お腹も気持ちも穏やかに迎えてくれるこのコンビが馴染む。
店名の由来でもある、ひょうたん柄の徳利を傾け、クッといけば滑らかながらキン、と突っ張る後口がフッ。卵焼きの鮮やかな黄色に目が冴え、ホクッとかじればダシの効いた大人な甘み、また徳利に手が伸びる呼び水に。左党辛党の意気を鎮める優しさが、長居の口開けになりそうな一期一会。
70年の歴史が刻まれた、年季あるしつらえに身を置けば、お前はまだまだ酒世界じゃひよっ子だ、と、姿なき「重鎮」に諭されているような。一献一品の小さな酒宴、今宵も天下泰平なり。
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