1月26日に開催予定のおさんぽ講座の下見で、初めて豊洲市場を訪れた。担当本でお世話になった料理店の方に案内いただけ、一般は入れない業者関係の売り場も散策。朝6時スタートのため、近くに前泊した甲斐がある収穫だった。
印象としては報道で言われているほど不便でも無駄があるわけでもなさげ。物流の導線や場内の交通整理などしっかりしており、築地時代よりかなり機能的にもなった。当の仲卸の方も慣れた、というか受け入れてやっているという感じ。関連本で読んだ「自分たち自身が築地魚河岸の文化。場所が変わろうが、我々が受け継ぎ、次の文化を作っていく」との言葉を、開場ふた月ほどながら感じられた風景であった。
欲を言えば、もうすこしクローズドな部分を見せてもらいたいか。卸売場棟のセリは4時ごろからのため、普通の手段では見に来れない。朝7時ぐらいに来場して見学できるのは仲卸売場の俯瞰ぐらいで、しかも見える部分がとても少ない。多くのお客は旧場内市場の飲食店街目当てとはいえ、産業観光の施設としてはちょっと物足りなさも感じる。来月からマグロのセリが見られるようになれば(予約抽選制とか)、少しは改善されるかもしれない。
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