ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

大津 湖畔の宿場町てくてくさんぽ3

2020年02月09日 | てくてくさんぽ・取材紀行
中町通りは旧東海道の京町通りに比べ、古い建物が比較的残っている。現在も人が住んでいたり店舗になっていたりで内部公開していないところも多いが、生活感が漂う分生きている町らしい活力が感じられる。

中町通りをそのまま西へ行くと、丸屋町商店街のアーケードへと入っていく。この先丸屋町・菱屋町・長等の3つの商店街が繋がって続き、総延長550メートル・およそ90店舗が並ぶ「ナカマチ商店街」の長いアーケード街を形成。宿場町の東海道に並行する商業街の流れから、近代に入ってからも賑わいを見せたが、現在では郊外の大型店舗にお客が流れ、やや元気がないようにも感じられる。

最も東寄りの丸屋町商店街は、どこか昭和的な風景が感じられる。金物屋や電気屋といったまちの専門店が、未だ現在。中ほどにある昭和レトロな飲食店街「丸屋町プラザ」も、赤煉瓦の雑居ビルが庶民の飲み屋的感じを出している。古い建物も混じって見られ、白壁格子の造り酒屋「平井酒醸造」は銘柄「浅茅」がウインドウに並び、季節柄板粕も店頭販売していた。嬉しいのは書店が2軒健在で、新刊書店の澤五車堂、古本の古今書房とも、ウインドウにご当地滋賀の本など推しを並べて頑張っている。

滋賀県のアンテナショップを兼ねた観光案内所「ここ滋賀」、町屋を公開し百街の歴史などを展示した「大津百町館」、さらに龍馬が襲われた寺田屋事件の舞台・寺田屋の女将の実家跡碑など、観光関連のコンテンツが割と多いのも、この商店街の特徴だ。では界隈で一番の観光コンテンツに、立ち寄ってみましょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿