笠間稲荷の参拝後に門前町を歩いていたら、店の中からおばちゃんに呼び止められ、あれよあれよと店内に引き込まれた「つの国や」。2個で300円とリーズナブルなので、いなり寿司食べ歩きのはじめのひと皿にはちょうどいい。
笠間のいなり寿司の特徴は、地場産の農産品をふんだんに具材に用いている点だ。中でもごはんの代わりにそばを使った「そばいなり」が、笠間のオリジナル。門前にはそば屋がいくつかあったことに由来し、名物の常陸産のそばを揚げに詰め、独自性を出しているという。そばのいなりとは、汁なしきつねそばのようでもあるが、ここのはごはんと同様に軽く酢で締めてあるので、ちゃんと寿司っぽい味わいがする。細めの白っぽいそばはスルスルと胃に入り、小腹を埋めるにはちょうどいい体裁だ。
さらに、この店の具材のもうひとつの特徴が、マイタケを使っていること。地元のキノコ園でとれたものを、砂糖と醤油、さらに地酒を加えたつゆで煮てあり、ホクホクした食感に山の香りが芳しい。きのこの旨みと揚げの甘さも、意外に引き立て合う、
ペロリと平らげてお茶をいただいていると、テーブルに懐かしの、星座占い付き灰皿が置かれているのを見つけた。笠間稲荷でおみくじを引き忘れたので、ここでレトロな運試しにチャレンジしてみるか。
最新の画像[もっと見る]
- 妙蓮寺〜白楽 書店めぐりてくてくさんぽ2 3年前
- 妙蓮寺〜白楽 書店めぐりてくてくさんぽ1 3年前
- 中華菜館 博雅のあさり潮ラーメン@銚子 4年前
- 銚子電鉄外川駅売店の、まずい棒&ぬれ煎餅 4年前
- さのやの今川焼き@銚子 4年前
- 銚子てくてくさんぽ8 4年前
- 銚子てくてくさんぽ7 4年前
- 銚子てくてくさんぽ6 4年前
- 銚子てくてくさんぽ5 4年前
- 銚子てくてくさんぽ4 4年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます