ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

伏見稲荷てくてくさんぽ1

2021年01月29日 | てくてくさんぽ・取材紀行
伏見稲荷大社は、全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮。創建は711(和銅4)年と、平安遷都より古い歴史がある社である。五穀豊穣、商売繁昌、家内安全などのご利益があり、鳥居のトンネルの神秘的なビジュアルもあり、国内海外を問わず参拝者が多数。広大な境内をめぐる、てくてくさんぽに行ってみましょう。

伏見稲荷の最寄りはJRの稲荷駅前で、改札を出たらすぐ正面に一番鳥居が聳えている。隣には稲荷大神の使いである狐が、さっそくおでまし。金の稲穂をくわえており、稲荷大神が農耕と五穀豊穣の神であるのを表している。一礼して鳥居をくぐり、一直線にのびる表参道のやや左寄りを先へと歩く。楼門や本殿が一直線にならぶ、伏見稲荷正面の参拝路である。

二番鳥居をくぐった正面の楼門は、豊臣秀吉が1589(天正17)年に造営したと伝えられる建物。母である大政所殿の病平癒の祈願がされ、願い文が残っている。こちらの狐は左が鍵、右が玉を咥えており、鍵は米倉の鍵で稲荷神の御神徳を得ようとする願望の象徴、玉は稲荷大神が秘める御神徳(霊徳)の象徴。狐の咥え物としては、比較的多いものだという。楼門をくぐると正面に続くのが、二つある拝殿の一つ・外拝殿。檜皮葺入母屋造の建物で、舞踊の奉納の際に用いられるため、舞殿的な役割である。回り込んで背後にある内拝殿は、本殿の前にある一般の参拝所にあたる。一間社流造の社殿を五つ並べた、五間社流造の比較的大きな社殿である。

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