高松の魚さんぽ、アーケード商店街のはずれ寄りの田町にある「象屋元蔵」は、おととせんべいが看板の品だ。様々な魚介をプレスしたせんべいなのだが、見た目がまるで魚の絵葉書のように美しい。まさに泳いでいるかのようで、これはなかなかな技術がいる。
その秘訣をご主人に聞いたところ、厚みのあるものはなるべく平面に近くしてから、せんべいにプレスしているという。キスは三枚におろして片身のみ使用、タコは内臓を掃除していったん干す、でべらやちりめんや舌平目はそのままなど、個別対応してるのがすごい。人気はエビで、これはなにもせずギュッとプレスしてるのだとか。確かにエビだけ、なんか大雑把だ。
こうした魚のせんべいはそもそも、瀬戸内の小魚で売り物にならないのを、もったいないからと各地でやっていた。でも見た目にこだわったものはなく、こちらで取り組みだしたそうである。素材は近海の魚だが、海に限らずアユやワカサギも「形がきれいだから」使う一方、サバなど脂が強い魚介は骨が茶色くなり、美しくないのでやらないとも。見た目の美しさは味につながる、との方針は、さすが芸術祭開催のアートの地ならでは?
お得な割れせん一袋329円をおみやげにして、さあ帰りましょう。
その秘訣をご主人に聞いたところ、厚みのあるものはなるべく平面に近くしてから、せんべいにプレスしているという。キスは三枚におろして片身のみ使用、タコは内臓を掃除していったん干す、でべらやちりめんや舌平目はそのままなど、個別対応してるのがすごい。人気はエビで、これはなにもせずギュッとプレスしてるのだとか。確かにエビだけ、なんか大雑把だ。
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