焼肉がガッツリ食えない年頃になって久しい。そんな世代にとって、美味少量ずつかつ満足感に浸れる焼肉って、選択肢に乏しいところがある。
今宵お誘いいただいた、人形町の「赤み焼肉にくがとう」は、肉の本質を余すところなく堪能できる店である。様々な部位を少しずつ、調味や分かる焼き加減にこだわって供される肉の数々、それぞれの実力を実感できるのが嬉しい。
こだわり野菜のキムチに、ハツやホルモンの前菜にはじまり、カンボジアの黒胡椒をあしらった牛にぎりで食欲に火がついたところで、七輪が登場する焼肉のステージである。厚切りの特上タン塩とハツは、あっさりと軽い食味。続くイチボは15秒ほどサッと炙り、溶き卵でつるっと頂く。秒単位の焼き加減が味に直結し、ジューシーな脂甘さに言葉が出ない。溶き卵は脂に合う「魔法の味付け」で、以後要所でお世話になる。上ハラミはカリカリに焼いて、トリュフ塩で頂く。赤身の旨みが良く焼くことで引き立ち、肉の素性が実感できる食べ方である。
ごろっと厚めのランプ肉は、温めたガーリックバター醤油のタレに、浸けながらあぶる。ミディアムレアでほっくりいくと、繊維の旨みとガリバタの激しいせめぎあいが、舌を賑わしてくれる。続く尾崎牛が入る盛り合わせは、カルボ、内モモ、カブリの三点推し。カルボはこの店の造語で、イチボでサシの多い部位。カルビ未満の脂甘さに、ミディアムボディの赤ワインが進む。シンタマに近く脂少なめな内モモ、生姜焼きテイストでさっぱり甘いカブリは、肉自体の味がそのまま感じられらる部位である。
バルサミコで味わう上サガリの西京味噌に、唐揚げ風の牛リ・ド・ヴォーと頂き、締めは様々な肉をからめ旨みを吸った卵を用いたかけごはん。全肉の味が凝縮した味わいは、今宵のおさらいとなる究極の締め飯である。魅惑な部位の素地におもねることなく、焼き加減と調味をブラッシュアップした、ハイエンドな肉の旨さが叩きつけられるよう。これはえらい店を、仕事先から二駅で見つけてしまったものだ。
今宵お誘いいただいた、人形町の「赤み焼肉にくがとう」は、肉の本質を余すところなく堪能できる店である。様々な部位を少しずつ、調味や分かる焼き加減にこだわって供される肉の数々、それぞれの実力を実感できるのが嬉しい。
こだわり野菜のキムチに、ハツやホルモンの前菜にはじまり、カンボジアの黒胡椒をあしらった牛にぎりで食欲に火がついたところで、七輪が登場する焼肉のステージである。厚切りの特上タン塩とハツは、あっさりと軽い食味。続くイチボは15秒ほどサッと炙り、溶き卵でつるっと頂く。秒単位の焼き加減が味に直結し、ジューシーな脂甘さに言葉が出ない。溶き卵は脂に合う「魔法の味付け」で、以後要所でお世話になる。上ハラミはカリカリに焼いて、トリュフ塩で頂く。赤身の旨みが良く焼くことで引き立ち、肉の素性が実感できる食べ方である。
ごろっと厚めのランプ肉は、温めたガーリックバター醤油のタレに、浸けながらあぶる。ミディアムレアでほっくりいくと、繊維の旨みとガリバタの激しいせめぎあいが、舌を賑わしてくれる。続く尾崎牛が入る盛り合わせは、カルボ、内モモ、カブリの三点推し。カルボはこの店の造語で、イチボでサシの多い部位。カルビ未満の脂甘さに、ミディアムボディの赤ワインが進む。シンタマに近く脂少なめな内モモ、生姜焼きテイストでさっぱり甘いカブリは、肉自体の味がそのまま感じられらる部位である。
バルサミコで味わう上サガリの西京味噌に、唐揚げ風の牛リ・ド・ヴォーと頂き、締めは様々な肉をからめ旨みを吸った卵を用いたかけごはん。全肉の味が凝縮した味わいは、今宵のおさらいとなる究極の締め飯である。魅惑な部位の素地におもねることなく、焼き加減と調味をブラッシュアップした、ハイエンドな肉の旨さが叩きつけられるよう。これはえらい店を、仕事先から二駅で見つけてしまったものだ。
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