ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

富士山周辺てくてくさんぽ1

2019年10月07日 | てくてくさんぽ・取材紀行
仕事で2泊3日のバスツアーに参加することになった。添乗員さんとバスガイドさん付きの団体ツアーは久しぶりで、新宿から中央道沿いの沿線ガイドが実に細かい。いわく、

・昭和24年にできた相模湖は、前の東京オリンピックでカヌーの会場。藤野町は芸術家の街を標榜、静かな環境でアトリエが多く、「緑のラブレター」という山腹アートが中央道でこの街を通過するときのシンボル

・SAのある談合坂は、相模の北条氏と甲斐の武田氏が談合したのが名の所以。上野原、大月、四方津、猿橋、鳥沢は昔は甲州街道の宿場で、いまも古い家が残る。大月の岩殿城は信玄の家臣の小山田備中守の居城で、武田の三山城の一つ。初狩は初狩宿があり、頼朝が初めて巻狩を行った地

・笹子峠は江戸と甲府の間で最大の難所で、力をつけるために「笹子餅」が売られた。笹子トンネルは4717メートルと、中央道で2番目の長さ。直上に峠があるが、今は信玄の父・信虎が戦勝祈願したことに由来する「矢立の杉」が残るぐらい

・勝沼から、沿道にぶどうの棚が見えてくる。あたりにはワイン工場が大小20社集まる。車窓右手には大善寺の本堂(国宝)の屋根も見える。薬師堂の薬師如来は、古来は薬だったといわれるぶどうを手にしている。大善寺にもぶどう畑があるとか

・一宮はももの生産が日本一。4月初旬はあたり一面がももの花で埋まる。塩山はさくらんぼが有名で、山形県と似た地形と盆地のため夏の日照が多く暑くなり冬に冷え込むのが栽培に向いている。ももとぶどうの生産量日本一、プラスさくらんぼの産地が並ぶ

などと聞いてはメモっているとキリがない。昼食休憩の談合坂SAでは富士山カレー、にんにくベースの富士山ラーメン、焼きたてパン、ほうとう、ぶどうやもものソフトクリームが名物だそうなので、どれか選んで一息入れましょう。

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