ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

【横浜グルメ・おさんぽ会】根岸編

2018年04月21日 | おさんぽ講座・介護レクの記録

横浜おさんぽの会のロケハンで、半日ほど根岸を歩いた。高台の森林公園と、かつての浜を埋め立てた低地からなり、片や邸宅街・片やハマの下町といった、街の世界観が上下移動でガラリと変わるのが面白い。

海に近い根岸駅周辺から、エリアを分けて流れる掘割川までは、かつての漁師町や工場町の名残をとどめている。掘割川ぞいには釣り船の船宿が並び、漁船やクルーザーが係留され、それらしい雰囲気を出している。あたりには昔の市場の風情をとどめる、レトロなマーケットも点在。丸山市場は薄暗いシャッター街ながら、美空ひばりの実家だった魚屋が営業しているので知られる。

高台へと足を向けて直下へ至れば、斜面がタブノキやスダジイで覆われ緑があふれる。麓の沿道には和館の邸宅が並ぶ中、和洋折衷の立派なつくりの館が、整備された園地に建つ。横浜を舞台にしたアニメ映画のモデルといわれている坂下邸で、町を見下ろす好展望地にありながら、なんと見学無料なのも嬉しい。

根岸の丘の上にはいくつもの石段が通っており、八幡神社裏の石段にとりついてつづらで登る。急ながら、緑の斜面を行き来しつつゆく、気持ちのいい道だ。そして登り切ると一転して、ハイカラな大邸宅がズラリ。あたりは米軍根岸住宅の区画があったところで、その影響か映画に出てくる欧風の高級住宅街のような街並みが広がる。これまでの下町風情とのギャップが、なかなか新鮮だ。

この先根岸森林公園までは、フェンス一枚向こうはアメリカな「ボーダー散歩」。根岸競馬場スタンド跡の壮大な廃墟を眺めたら、下見は終了となった。ランチ会場はやはり、晴れた午後にはソーダ水の中を貨物船が通り、遠く三浦岬も見える、かの静かなレストランかな?


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