ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

岐阜まちなかてくてくさんぽ6

2020年02月11日 | てくてくさんぽ・取材紀行
柳ヶ瀬商店街はかつて、全国有数の繁華街と称されたエリアである。平成に入ってから勢いが失われたが、近年若い人による新規参入が見られるなど、また少しずつ注目が高まっているという。いわば町のひと区画が丸ごと商店街なので、すべての通りを一通り歩いてみると、それなりに特徴がある。

最初に訪れた美殿町商店街は、歩道が整備されベンチが配されるなど、さんぽ向きの明るい雰囲気だ。店舗は漆陶器、呉服、話題のモナカ推しの和菓子屋など伝統系が並ぶ中、目当ては古本の「徒然舎」。専門書中心の品揃えながら、見やすく明るい店内で評判が高く、期待して来たがあいにく火曜は休みとのこと。外から店内のインテリアを覗き、交差点を渡って柳ヶ瀬本通りへ。「フローレンス柳ヶ瀬」との名が付いた広々したアーケードで、ここをメインに小道のアーケードが錯綜している。

北側の弥生町はクラブスナック街で、店名の行燈がアーケードの壁面に連なっている。映画館がある劇場通りにはレッドカーペットが敷かれ、引退するゆるきゃら「やなな」をファイナルコンサート仕立てに描いた宣伝幕が揺れる。レンガ通りには古道具屋風の占い屋に香や漆器の店が並び、シックな雰囲気。南端の銀天街にはプラモ塾に鉄道カフェのホビー系が並び、店頭で100円均一のリサイクル服を売るショップも。城下町の場所柄か和菓子の店が点在しており、中山道名物の五平餅にみたらしだんご、鬼まんじゅうなどの銘柄も見られた。

全体的には特に傾向は見られない、地元向けの商店街という印象かも。食品系や料理屋は地元客向けで、通りによってはシャッター街も見られるなど、ちょっと時代に取り残された感もある。とはいえ高島屋が中核店舗としてあるため人通りはそこそこあり、古い商店をリノベしたカフェやダイニングや雑貨など、洒落た店も埋もれ気味ながら見られる。通りとして気になったのは、中程の日ノ出町通りとサン日ノ出町界隈で、行列のダイニング「みつばち食堂」、トースト用ぜんざいのもとを売る和菓子屋「虎屋」、店頭に鉄板を据えて調理する焼きそば屋「マサムラ」、ご当地柳ヶ瀬ラーメンの案内など、寄ってみたい店がちらほら。

一巡したところで、私的に気になった店でお昼にいたしましょう。

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