ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

大岡川沿いてくてくさんぽ1

2015年11月01日 | てくてくさんぽ・取材紀行
自分の住む横浜市磯子区、戦国の頃は小田原北条氏の家臣・間宮氏の所領だったそうな。とは、近所の神社の由緒書きからの請売。神社縛りで散歩したら、住んでる街がどんなところか、改めて勉強できて興味深かった。

すぐ近くにある上中里神社は、長い石段の参道がなかなかハード。間宮氏の菩提寺所以の社で、境内には配された不動明王の石像が年季を感じさせる。狭いながら7つの末社も並び、間宮氏との関わりの深さを感じさせる。大岡川沿いの谷間の住宅地を見下ろせ、当時はさながら領内を見渡せる立地だったのか。

大岡川沿いにやや下り、西側の高台へと登ると栗木神社へ。茅葺きの立派な社殿が、住宅地の中にしては相当な貫禄がある。日枝神社と御嶽社、神明社が合祀され、脇には伏見稲荷の分社も。門前の樹齢400年のヤブツバキも、界隈の歴史の証人か。

さらに下流の若宮御霊神社は、かつて笹下城があった場所とか。お隣り町に城が存在していたことで驚きなのに、城主は間宮水軍と自身のルーツと同じ「海賊」とありさらに感慨。現在の杉田を拠点に活躍し、小田原一夜城の戦いで海を守護した、東国では結構なキャリアだったらしい。ちなみにこの社は、鶴岡八幡宮の若宮に所以があり、城郭の社らしく祭神は八幡様。

日曜午後の2時間散歩ながら、知らない道を結んで歩くとこんな発見が。これも、立派な旅だ。

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