三原散策後の食事といえば、タコ以外の選択肢は存在しない。瀬戸内料理の店では生タコのつくりにはじまり、唐揚げに煮付けにタコ飯といった、タコ尽くしの膳が待ち受ける。新ご当地グルメの「三原タコ丼」は、親子丼にメンチ丼に何故かお茶漬け、パスタまで、多彩な丼が手ぐすねをひく。その歯ごたえと淡白な旨みが融通無碍だから、どのような料理にもアレンジが効くのが、多彩な料理の食材となれる所以だろう。
ならば、ここは広島名物と合わせていきたい、と選んだのは、お好み焼きの「つぼみ」。新幹線の駅裏、三原城跡を堀越しに望む立地にあり、地元客が普段使いの昼飯であふれる、どこかローカルさが漂う雰囲気がいい。混雑のため座敷に通されると、石灯籠が配された坪庭に、猫が遊んでいるのどかさ。
オーダーのその名も「備後焼き」は、そば入りのモダン焼きの具に地ダコの足を一本入れたもの。ソースと青海苔がたっぷりかかった、大振りの丸いのにこてをグッと入れると、足に当たったのかクッと押し返されるよう。断面には外はほのピンク、中が真っ白なタコ足が、ゴロゴロ覗いていていかにも旨そうだ。
そばと一緒にガバッと行くと、ググッ、ブツンと歯切れのいいこと。くったりしたキャベツとかみしめていくと、タコと野菜の甘さがじわじわしみ出て、これはうまい。店は三原市の漁協と提携していて、鮮度抜群の生タコを蒸し焼きにしているため、歯ごたえと甘さは文句なし。こてと追加のソース瓶を手に、ザクリグイグイととまらない。
ビールのジョッキを傾けるのも忘れ、お好み焼きというかタコというかと格闘。三原発見の町歩きの締め括りに、新たな名物タコ料理も発見した気分か?
ならば、ここは広島名物と合わせていきたい、と選んだのは、お好み焼きの「つぼみ」。新幹線の駅裏、三原城跡を堀越しに望む立地にあり、地元客が普段使いの昼飯であふれる、どこかローカルさが漂う雰囲気がいい。混雑のため座敷に通されると、石灯籠が配された坪庭に、猫が遊んでいるのどかさ。
オーダーのその名も「備後焼き」は、そば入りのモダン焼きの具に地ダコの足を一本入れたもの。ソースと青海苔がたっぷりかかった、大振りの丸いのにこてをグッと入れると、足に当たったのかクッと押し返されるよう。断面には外はほのピンク、中が真っ白なタコ足が、ゴロゴロ覗いていていかにも旨そうだ。
そばと一緒にガバッと行くと、ググッ、ブツンと歯切れのいいこと。くったりしたキャベツとかみしめていくと、タコと野菜の甘さがじわじわしみ出て、これはうまい。店は三原市の漁協と提携していて、鮮度抜群の生タコを蒸し焼きにしているため、歯ごたえと甘さは文句なし。こてと追加のソース瓶を手に、ザクリグイグイととまらない。
ビールのジョッキを傾けるのも忘れ、お好み焼きというかタコというかと格闘。三原発見の町歩きの締め括りに、新たな名物タコ料理も発見した気分か?