ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

味処四季のちゃんぽん@鳥取・日野町

2021年02月21日 | 旅で出会った食メモ
昨年鳥取市街を訪れた際、町の食堂で「山陰ちゃんぽん」という麺料理をいただいた。長崎のそれとやや違い、野菜のあんかけがのった中華そばで、この地方ではこれをちゃんぽんと呼ぶというのを知った。鳥取はそんな「ちゃんぽん処」で、特典付き食べ歩きマップがあるなど、地元では定着したローカル麺らしい。

岡山県との県境に近い、山間の町である日野町にも、看板の屋号よりちゃんぽんの文字と写真が大きいぐらい、推しの店があるほど。さっきの金持神社ほどではないとはいえ、昼過ぎなのに駐車場はほぼ満車という、立地からしたら信じづらい盛況ぶりである。

ノーマルのちゃんぽんをオーダーすると、洗面器ぐらいありそうな大丼に、たっぷりのあんがかかった麺料理が登場。卵でとじた白菜、キクラゲ、もやし、シイタケ、ニンニクの芽など野菜がたっぷり、塩気がやや効いたスープに食が進む。麺はちゃんぽんよりやや細い程度の中太で、あんの絡みもよくズルズル進む。

昨夜は七珍の魚介三昧だったので、野菜を多量摂取していいバランス調整になった。店の目の前には日野川の清流が流れ、遠くには雪山の裏大山も臨める。清涼な風景もまた、味のうちの山里食堂である。

鳥取日野町てくてくさんぽ2

2021年02月21日 | てくてくさんぽ・取材紀行
参拝客が絶えない俗なパワスポは、その名も金持神社。ストレートな名の通り金運にご利益があり、収入アップをはじめ宝くじ当選、馬券当たりなど、お金にまつわる様々な祈願をしに集まる人が絶えない。絵馬の願もなかなかえげつなく、本当かどうか御礼には「宝くじ当たりました!」との記載も。お守りやお札はもちろん、売店には金運の財布や印鑑や石や米や菓子など、むしろお金を使わせるアイテムも勢揃いしている。

この手の神社は後付けが多いがこちらは縁起があり、豪族・金持景藤が隠岐を脱出した後醍醐天皇を奉じて討幕の軍に参加した際、必勝祈願をしたとあった。金持という姓の方がゆかりで、後世でそれをお金持ちにあやかったよう。中国地方の山間なので、界隈で産出されるたたら製鉄の素材となった石の価値に由縁ありとも記され、由緒書きを見て回るだけでも面白い。

自分も願っていこうか迷ったが、礼するのみにとどめることに。金運よりも家内安全、健康第一、世界平和を祈りましょう。

鳥取日野町てくてくさんぽ1

2021年02月21日 | てくてくさんぽ・取材紀行
松江で七珍巡りを遂行後、移動の途中で寄った鳥取県の日野町。大山の南(裏)側、すぐ先が岡山との県境という、折り重なる山の中の町である。雪を被った大山も見られるなど、山並みが美しく清流も清々しい。

そんな里路に車で人がわんさか集まってくる、えらく俗な見どころが。続く。

すいてんかく@松江しんじ湖温泉

2021年02月21日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯
こちらの宿も2度目で、やや古びた大型温泉旅館的な体裁ながら、お出迎えと見送りほかフロントのホスピタリティがすばらしく、松江でお気に入りの宿である。部屋は宍道湖ビュー、朝食はしじみ汁に佃煮もあり。大浴場の湯はすべすべ保温タイプ。嫁ヶ島の夕陽は駆け込みだったが、朝日は部屋からぽっかりバッチリだった。

この日は島根和牛おみやげ付きという面白いプランで、帰ってからのお楽しみも。