ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

高田てくてくさんぽ9

2020年12月12日 | てくてくさんぽ・取材紀行
高田の町では暦の日にちから、「二・七の市」「四・九の市」が開催される。大町通りを会場に、大町小学校の南側が前者、北側が後者の露店が並び、主に農産品が中心に扱われている。四・九の市は大正9年、今日開催の二・七の市は明治43年始まりと古く、高田に置かれた陸軍第13師団の兵に野菜を供給するのが狙いだったとされている。

9時ごろに通りに足を運んでみると、地元の農家の方々がゴザを敷き、店先に野菜を並べてお客を待っている。通りには雁木が設けられ、その中で店を広げているので、雨露が凌げてよさそうだ。お客はほぼみんな地元客で、なじみの店でなじみの物を買っては談笑。人通りも売り声も激しくなく、のどかな雰囲気の朝市である。

白菜に大根、キャベツ、ニンジンは丸のままや袋売りで50〜100円と激安。大根は品札に「五賀野」の文字が見られ、大振りのカリフラワーに紅あずま、里芋の芋類も。漬物はカブや白菜と並んで野沢菜、果物はリンゴなど、北信濃の産品もちらほら見られる。水産系は、塩サバや練り物や魚卵、昆布を扱う塩干ものの店が。地元では「どらやき」と呼ばれる、大判焼きの屋台は、買い物客がおやつがわりに行列ができている。天然酵母のパンの店も見られ、農家の露店と加工品の店が、うまく共存しているようである。

アートホテル上越@高田

2020年12月12日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯
今回の宿は、駅前通りと本町通り、高田本町商店街が交わる場所にあるこちら。最近利用が増えているアートホテル、ビジネス系ではややランク上で、部屋も広くゆったり、浸れるバスタブと使い心地はよい。

朝食バイキングは、このところよくお目にかかる新潟の郷土料理系で、たれカツ、栃尾の油揚げ、海藻そばあたりのラインナップ。米は謙信の隠し米、たまごの醤油はきのう奥州街道で見かけた町田醤油のもの。スイーツに名物の笹団子まで。

やはり雨模様の本日、街を昨日歩いておいて正解だったかな。