ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

スーパーホテルInn博多@博多呉服町

2020年03月16日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯
博多駅から地下鉄で乗り換え1回の3駅、中洲と逆側のひっそりした事業所街。あまり考えずに楽天でとってしまい道中で後悔したこの宿だが、意外な由緒が判明。あまたあるスーパーホテルの記念すべき1号店だそうで、期せずして「聖地巡泊」となった訳だ。

だからかは分からないが、フロントのお姉さんの対応が実に懇切丁寧。丁寧だけど支払いは自動チェックインなのが、またなんとも言えない。そして部屋のフロアにエレベーターで上がると、なんと廊下がオープンエア。マンションだか事務所ビルだかを改装したこのタイプのつくりのホテル、久々に出くわした感じがする。

部屋のしつらえも建物の軀体に相応なので、8000円オーバーにしては正直安っぽい。でも今では業界を席巻するこのチェーンがここから始まったかと思えば、感慨深い一泊となりそう…というほどヘヴィユーザではないけれど。

サニー@福岡呉服町

2020年03月16日 | 旅で出会った食メモ
近江八幡の次の投稿が博多となる、このたびの行程。ここは去年の11月に軽く攻めたので、今宵は中食買ってホテルで晩飯とする。呉服町駅に直結しているこのスーパー、福岡に拠点を置き九州北部に展開しているという。そのおかげで、いつもはご当地感を出すのに苦労するスーパー調達の晩飯の選択が、一発でピタリと決まった。

チキン南蛮と高菜ごはんの弁当に、一口辛子レンコン、かしわめしのおにぎり。ほかにも焼きちゃんぽんとか筑前煮とか、九州北部に限らぬオール九州の品揃えだ。レンチンしたら冷めないうちに、ホテルへチェックインしていただきましょう。今宵のホテル、思わぬストーリーが。

ファーマーズマーケット きてか〜な@近江八幡

2020年03月16日 | 旅で出会った食メモ
このたびはこの2箇所のみ滞在と忙しない、近江八幡ピンポイントてくてくさんぽ。浜ぐらでの近江牛ランチの後、クルマで5分ほどの「ファーマーズマーケット きてか〜な」で、近江の産直品を眺めることに。JAグリーン近江の直営施設だけに野菜類が豊富なほか、琵琶湖を擁する立地から淡水系の水産加工品の品揃えが豊富だ。

鮒寿司はサイズ別にラインナップされ、ワンパック数切れ入りの「お試し版」も。また鮒以外の湖魚もなれずしにするとは初めて知り、アユやハスのなれずしも鮒に並んで売られていた。なれずしは湖魚漁が盛んな沖島が産地らしく、魚種別に食べ比べると味の違いがわかるだろうか。

また近江地方は酒蔵も多く、女性好みのフルーティで淡麗なのが特徴とか。蔵元が女性の喜多酒造「喜楽長」は、純米酒の一升瓶が完売の人気ぶり。近江牛コロッケなど惣菜、山菜ごはんや郷土寿司など弁当も並び、テイクアウトにも事欠かない。同行の方があれこれ見繕って持たせてくれたので、今宵の一献を楽しみにしよう。

浜ぐらのローストビーフ丼@近江八幡

2020年03月16日 | 旅で出会った食メモ
3月半ばながら雪混じりの八幡堀は、冬枯れの風情に包まれつつも、人の気配のなさがかえって心地よい。堀端の石畳の先はかつての船着場で、水際に迫り出すような白壁土蔵に一歩踏み込むと、和モダンのインテリアとほのかな中間照明に、ホッとなごめる空間が広がる。

近江牛の老舗直営とくれば、ランチながらちょっと贅沢にこの品を。ほんのり紅色を残した赤身は薄いながら肉汁にあふれ、それに合わせるような味付けのタレがごはんと相乗。たっぷりのったネギとかいわれとともに、ガッとかっ込みたい衝動に駆られるが、場の雰囲気に合わせじっくり、ゆっくり味わいつつ。

脇を固める赤こんにゃくと丁字麩との色合いもよく、ともにいただくと近江の味の広がりが、またひとしお。