朝日カルチャー「編集長と歩く東京ぐるっとさんぽ」門前仲町編は、総勢20名の大所帯で開催。スタートは月島なのは、隅田川河口のかつての島を巡る趣向のためで、一風変わった門仲へのアプローチとなった。
月島は隅田川河口の土砂だまりを埋め立てた地で、漁師町だった佃島、造船所のあった石川島も、江戸期には天然の島だった。石川島では葦原を埋め立てたところの人足寄場や、石川島造船所の跡に立って当時を偲ぶ。微罪の者たちが手に職をつけた「職業訓練所」だった人足寄場、軍艦から輸送船まで幅広く建造した造船所とも、タワーマンションの林立する現在はその面影はない。これらの説明は資料館に委ねたが、むしろ大川端リバーシティの家賃事情などの方が、受講者の反応がよかったよう。
相生橋で隅田川派川を渡る途中では、隅田川の中にある唯一の島・中の島にも立ち寄った。現在石川島播磨の本社がある豊洲方面や、屋形船の繋留所も見られる景勝地だ。土手越しには小笠原の領有に貢献した蒸気帆船「明治丸」のマストも見え、東京海洋大構内でその姿を間近に臨んだ。大学がある越中島も、隅田川の河口の砂州にある島が起こりである。
水路の大横川を渡り、レトロな飲み屋小路の辰巳新道を冷やかしたら、門仲の二大寺社を巡って締めくくりに。多種多様な仏像が揃う深川不動堂と、大関・横綱力士の碑が立つ富岡八幡宮はともに、かつてあった大寺院・永代寺の境内地だった。これまた隅田川河口の「永代島」という島に位置し、島めぐりさんぽの最後にはピッタリかも。
次回は6月の豊洲市場だが、すでに満席でキャンセル待ち。7月の六本木〜麻布十番は、まだお席に余裕あります。
月島は隅田川河口の土砂だまりを埋め立てた地で、漁師町だった佃島、造船所のあった石川島も、江戸期には天然の島だった。石川島では葦原を埋め立てたところの人足寄場や、石川島造船所の跡に立って当時を偲ぶ。微罪の者たちが手に職をつけた「職業訓練所」だった人足寄場、軍艦から輸送船まで幅広く建造した造船所とも、タワーマンションの林立する現在はその面影はない。これらの説明は資料館に委ねたが、むしろ大川端リバーシティの家賃事情などの方が、受講者の反応がよかったよう。
相生橋で隅田川派川を渡る途中では、隅田川の中にある唯一の島・中の島にも立ち寄った。現在石川島播磨の本社がある豊洲方面や、屋形船の繋留所も見られる景勝地だ。土手越しには小笠原の領有に貢献した蒸気帆船「明治丸」のマストも見え、東京海洋大構内でその姿を間近に臨んだ。大学がある越中島も、隅田川の河口の砂州にある島が起こりである。
水路の大横川を渡り、レトロな飲み屋小路の辰巳新道を冷やかしたら、門仲の二大寺社を巡って締めくくりに。多種多様な仏像が揃う深川不動堂と、大関・横綱力士の碑が立つ富岡八幡宮はともに、かつてあった大寺院・永代寺の境内地だった。これまた隅田川河口の「永代島」という島に位置し、島めぐりさんぽの最後にはピッタリかも。
次回は6月の豊洲市場だが、すでに満席でキャンセル待ち。7月の六本木〜麻布十番は、まだお席に余裕あります。