栄町市場をさんぽしているうち、ちらほら開き始めた飲食店も見てみる。間口が狭い惣菜の店や甘味屋があり、「ときちゃん」では奥で調理しながら、ソーメンチャンプル、ラフテー、ジーマミ豆腐を並べ売り。ほかの店ではサーターアンダギーの袋売りが安い。魚系は惣菜店のほか、「さしみ」「天ぷら」「魚汁」など専門店がある。
北通路中ほどで、奥で揚げてケースにどんどん入れられていくのについ、この「天ぷらの店拓水」で足が止まる。店頭に下がる品書き短冊には、サンマカレイサバワカサギに、グルクンやマンダイといった、ウチナーグチのローカル魚も。姉さんが揚げたてをケースにぶちまけるのにたまらず、これらをオーダー。が、グルクンはあいにく今日はなく、マンダイもないとか。何か地魚がないか聞いたら「刺身の店から適当に仕入れてるので、さてなんだか」と、品書きを掲げておきながらおおらかだ。刺身の店は同じ系列らしく、なんだかわからないがものは良さそう。ひとつは中学生のポスターで人気商品と推してあるイカに、あとは成り行き適当。この地で魚種とか水揚げ港とかこだわるのは、あほらしくなる。
天ぷらはひとつ60円で、わずか120円の朝ごはん。天ぷらというか薄くクリスピーな衣はフリッター、フィッシュアンドチップスのアメリカ的沖縄天ぷらか。揚がりたてであつあつを、店頭で早速正味、イカは沖縄でよく取れる大型イカのソデイカで、固いが甘くすっぽ抜けを口の中でアチアチ、ホクホクといく。もう一つの魚は赤身っぽく、ゴロリと厚い。ほんのり脂も乗っていて、しっとりジューシーな絶妙の味加減。ローカル市場の最高なファーストフードだが、熱々の天ぷらでどっと汗が出てくる。さっきのアイスコーヒーの店で、クールダウンといこう。
北通路中ほどで、奥で揚げてケースにどんどん入れられていくのについ、この「天ぷらの店拓水」で足が止まる。店頭に下がる品書き短冊には、サンマカレイサバワカサギに、グルクンやマンダイといった、ウチナーグチのローカル魚も。姉さんが揚げたてをケースにぶちまけるのにたまらず、これらをオーダー。が、グルクンはあいにく今日はなく、マンダイもないとか。何か地魚がないか聞いたら「刺身の店から適当に仕入れてるので、さてなんだか」と、品書きを掲げておきながらおおらかだ。刺身の店は同じ系列らしく、なんだかわからないがものは良さそう。ひとつは中学生のポスターで人気商品と推してあるイカに、あとは成り行き適当。この地で魚種とか水揚げ港とかこだわるのは、あほらしくなる。
天ぷらはひとつ60円で、わずか120円の朝ごはん。天ぷらというか薄くクリスピーな衣はフリッター、フィッシュアンドチップスのアメリカ的沖縄天ぷらか。揚がりたてであつあつを、店頭で早速正味、イカは沖縄でよく取れる大型イカのソデイカで、固いが甘くすっぽ抜けを口の中でアチアチ、ホクホクといく。もう一つの魚は赤身っぽく、ゴロリと厚い。ほんのり脂も乗っていて、しっとりジューシーな絶妙の味加減。ローカル市場の最高なファーストフードだが、熱々の天ぷらでどっと汗が出てくる。さっきのアイスコーヒーの店で、クールダウンといこう。