ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

用のない街・掛川さんぽ3

2015年11月12日 | 用のない街にあえて泊まり旅気分に浸る
用のない街・掛川に泊まる。部屋飲みのアテを仕入れにコンビニに寄ったが、掛川ローカルな品は見当たらない。やむなく、近隣の蒲原はホテイの焼鳥缶を押さえたほか、駄菓子コーナーでチョコバットも入手。製造元は浜松なのは、意外に知られてないかも。

レギュラー版のほか、「大人の」バージョンはうなぎパイのオマージュか。「ひとふりのほろ苦さ」、なんとも味わい深いコピーだ。

用のない街・掛川さんぽ2

2015年11月12日 | 用のない街にあえて泊まり旅気分に浸る
当たり前の街の飲み屋「ととや」の宴を終えたら、少しは知らぬ街を歩いておきたい。ちと遠回りして宿へ帰る、30分ほどの酔い覚まし散策へ。

掛川は本陣が置かれた城下町で、小さな寺社が市街に点在。ととやのすぐ向かいには、小さな稲荷神社と弘法大師堂がある。あたりは神代地という地名で、水不足の地に弘法大師が水を引いたとの伝説がある。ご真言を唱え、扉の外から参拝。

すぐそばには神代地川という小川も流れていて、河川敷の公園には柳の古木の緑が、闇に煌めいている。隣接する大日寺は、名の通り大日如来が本尊。家の宗派の曹洞宗かつ自身の守護仏の縁もあり、真っ暗な中しっかり手を合わせた。境内には切支丹灯篭や家康手植えのミカンもあり、明るい時に再訪したい。

冷えてきたのでこれにて切り上げ、宿へ向かう途中スマイルホテルの入り口横にも、小さな祠があった。軽い寺社めぐりのさんぽは、明日の城下町散歩のイントロとなるか。

用のない街・掛川さんぽ1

2015年11月12日 | 用のない街にあえて泊まり旅気分に浸る
掛川と聞いても、静岡と浜松の真ん中らへんで、お城があるような、ぐらいの知識程度で、未知度はかなりのものだ。果たしてどんな「旅」が待ってるのやら。

宿で紹介された晩御飯オススメの店、この観光にもグルメにも名物にも縁なし感に、さっそく期待が高まる。

一献一品出合い酒@新幹線

2015年11月12日 | ◆一献一品出合い酒
こだま号車中にで、トリスクラシック×明治屋おつまみソーセージ。各駅停車で行き当たりバッタリの旅なら、窓辺にのせて揺られるのが道中楽しみでならない、このコンビが似合う。

昼下がりのガラガラ列車は、移動酒場にもってこい。品川過ぎて肴の袋を開け、新横出たらポケビンをパキッとオープンだ。缶にギチギチイメージの明治屋のソーセージは、エッジが落ちて食感がハラリ。ボソッと腰のない頼りなさに、間に合わせ的なアテ感が漂う。持参のトリスをちびり舐めた途端、家でいつもの仕事上がりの安堵。まだ旅のイントロながら、俺流・車中の酒肴ワールドな一期一会。

箱根を越えての車窓には、富士山の黒々した山腹が迫る。じわじわ近づき西日に染まる赤富士が消えると、闇となった窓に映る赤ら顔の男が、客なき車中にぽつねん。一献一品の小さな酒宴、旅愁に天下泰平なり。