ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

浜田市観光物産展@川崎

2014年11月06日 | 旅で出会った食メモ
取材先でアテンドいただいて意気投合、その後も遠距離ながらお付き合いが続く。この仕事をしていて嬉しいことはこんな風に人脈、というより交友が広がることだろう。

fbのタイムラインで観光物産展で上京中と知り、急ぎ川崎の地下街「アゼリア」へ。浜田市の視察でお世話になった方との、久々の再会が楽しい。二年前に一泊二日ながら訪れた際のあれやこれやが、談笑しながら続々思い出されてくる。

最終日の夕方につき、ほぼ売切御免の大盛況の中、どぶろく特区弥栄町の「里山桜」を、残り4本のところで入手。水処米処で醸された、ドロドロ甘い食べるお酒には、何を合わすか迷うところだ。

壮大な廃線跡の今福線、空飛ぶペンギン水槽のしまね海洋館アクアス、ブランド地魚のどんちっちなど。氏に導かれての浜田の再訪を期待しながら、今宵は天下泰平かな。

檑亭北院の卵とじそば@大船

2014年11月06日 | 旅で出会った食メモ
建長寺を参拝したなら、本場のけんちん汁をいただきたいところ。しかし「鉢の木」も「五山」も「口悦」も通し営業がなく、一駅戻って大船へ。駅ビル7階の「檑亭北院」は、鎌倉山のそば懐石の「檑亭」の出店だから、代替店の落とし所として不足はない。

そば前は熱燗を竹原・中尾醸造の「誠鏡」手造り辛口に、月見とろろとお通しのそばかりんとうの組み合わせに。先日来、縁のある広島の酒をクイッとやりつつ、定番のそばアテが優しく染みる。調子に乗っての追加の胡麻焼酎「紅乙女」はもちろん、そば湯割で。割らずにそば湯チェイサーでいっちゃったりして。

締めの卵とじそばで程よく発汗すれば、風邪の体調不良を忘れてしまうほど。平日の鎌倉、なんともいいやね。

北鎌倉てくてくさんぽ3

2014年11月06日 | てくてくさんぽ・取材紀行
今日の鎌倉・建長寺行きは、写真家の原田寛先生の写真展が目的。開祖である蘭渓道隆の生誕800年を記念して、書や肖像、持物の写真を中心とした展示がされていた。

蘭渓道隆は南宋からの渡来僧で、建長寺の開山をはじめ寿福寺、京都の建仁寺にも携わった。建長寺は日本で二番目に古い禅宗道場として隆盛を極め、当時の渡来僧はまずはここに住持するのが決まりだったという。いわば建長寺は、鎌倉期の中国文化の伝来・発信地として機能していて、茶道も京都ではなく鎌倉が発祥なのは意外に知られていない。

展示は蘭渓道隆の頂相(御姿)、座禅の合間の歩行「経行(きんひん)」の絵図に、墨跡の祖ともいわれる「法語」の書、持物である念珠や持仏の貴重な写真が並ぶ。さらに開祖をまつる祭事「開山会」、古式の茶礼「四つ頭茶会」の様子の写真も。歴史の教科書に割と出てくるこの僧侶の、鎌倉への由縁が学べる催事だ。

北鎌倉てくてくさんぽ2

2014年11月06日 | てくてくさんぽ・取材紀行
鎌倉・建長寺の方丈には、ちょっとした座禅スペースが設けられている。手引書と簡単な作法が配され、座禅用の座布団が並ぶ。ここで誰でも自由に座ることができる。

自分も面壁して座り、目を閉じて只管打坐。さらさらと流れる水音、時折ザワッと響く木々の風音。丹田(たんでん)呼吸という、下腹を意識して肺の中身をゆっくり全部出し入れを繰り返していると、自我が乖離して御山と一体となる境地か。

煩悩の数の108回呼吸を数えたところで、プチ座禅は終了。短時間ながら清々しい気分、思い立ったらまた座りに来ようかな。

北鎌倉てくてくさんぽ1

2014年11月06日 | てくてくさんぽ・取材紀行
「鎌倉謎解き街歩き」著者の写真家・原田寛先生の写真展が行われる、建長寺へお邪魔した。扁額が掲げられた三門をくぐり、ビャクシンの老木が迎える仏殿に参拝。臨済宗建長寺の大本山だけに境内は広く、毎度の参拝順路ながら都度都度気持ちが新たになる。

やや早く着いたので、方丈の回廊に座り、庭園を眺めぼんやり。座禅道場にも寄って、般若心経も唱えていくかな。