ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

本牧珈琲@本牧

2014年11月30日 | 旅で出会った食メモ
日曜午後の本牧さんぽ、日の高いうちから銭湯でひとっ風呂浴びたら、日の高いうちから一杯ひっかけ…は、残念ながら当面自粛。水分補給に選んだのは、銭湯から数軒となりの「本牧珈琲」。豆の焙煎・販売店だが、通りに面したカウンターで飲むこともできる。

豆は注文を受けてから焙煎するため、お客が来店するたび店内にロースト香が広がる。南米やインドネシアなど品揃えは多彩で、焙煎の度合いを選べるから漂う香りが都度都度に様々。自分のオーダーはアイスコーヒー1杯だが、しばらく居ると香りを数種分楽しめてお得なような(笑)。

店内ではカルディ的な外国食材も扱っていて、晩御飯のパスタ用にトマト缶とアンチョビ缶も購入して、バスを乗り継ぎ家路に。わずか3時間とコンパクトながら、なかなか発見ありの本牧てくさんぽだったかな。

銭湯…間門湯@本牧

2014年11月30日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯
日曜午後の本牧さんぽ、喉の神様の社に快癒祈願した後は、ゆったり湯治といきたい。三渓園からわずか5分、本牧通りにほぼ面したところに、立派な数寄屋造りの銭湯が。

おばちゃんにお金を払い、番台の脇から脱衣所へ。そこにはアナログ体重計に、風呂上がりのコーヒー牛乳の冷蔵庫、20円のマッサージ椅子。間門湯(まかどゆ)は絵に書いたような、オールドスタイルの銭湯である。薪で沸かした湯は熱めだがアタリが柔らかく、瀬戸内のペンキ絵を眺めたり高い天井を見上げながら、手足をぐっと伸ばして。

発声のしんどさで肩から首筋にかけて固まり気味だったが、43度の湯のおかげで大分ほぐれた感じに。ハマの下町ならではの熱い湯、温泉でなくとも湯治の効果はバッチリである。

本牧てくてくさんぽ1

2014年11月30日 | てくてくさんぽ・取材紀行
紅葉の盛りであるハマの名園・三渓園。その近くに、喉の病にご利益がある小社があるという。声が出ない自分の様相を見兼ねた、職場の仲間が教えてくれた。ちなみにネタの出処は「ちいさんぽ」とか。

散歩者として偉大なる先達の地井さんの勧めに従い、日曜の午後に快癒祈願でぶらり訪れてみた。本牧バス停から、紅葉狩りの帰り客で混雑する三渓園の参道を逆行。園入口そばに立つ小さな赤い鳥居の脇に、「亀の子石」なる由緒板が掲げられていた。

謂れによると、漁師の網にかかった大亀が石になり、のどを守る神になったとか。石には亀の子たわしがてんこ盛りで、これで喉をこするとご利益ありらしい。さっそくたわしを片手に軽く喉を磨き、祈願させてもらった。

声がしっかり、よく出るように。ついでに滑舌もよくなり弁も立つように、と願いを盛ったりして。願叶った際にはたわしを倍返しする慣わしらしく、その折には感謝を込めて谷中まで、元祖の店の手作り品を買いに行くかな。