夕方、若いのに呼ばれる、「さっき入院した方のアゴが外れたんです」。
確かに、下あごがやや前方に出て、アゴの関節の位置がおかしく、口は半開気で顎関節が脱臼している。
ずっと昔に一度位整復(脱臼を治す)した記憶がかすかにあり、それを思い出し、理屈は簡単、下あごを下方に押し下げて奥へずらすだけのはず。
若いのに簡単に話して、やらせる。
患者さんはベッドに仰向けに寝ているので、ベッドを起こし斜め位にする。
手袋をして、噛まれないようにガーゼを指に当てて開始。
側に御家族がいらしたが、まあいいかと、術者は患者さんに対して、斜めに位置して実行。
どうもうまく押し下げられていないようで、整復出来ない。
そこで私がやろうかと思ったら、側の研修医がやりたいというのでやらせる。
これもどうも上手く戻らない。
ここで自分がと思ったのですが、ふと、おぼろな記憶に自身をなくしかけて、耳鼻科医を呼んでしまった。
術の実行に日和ったのです(軟弱化)。
すぐにきてくれた耳鼻科医は丁寧に講釈をしてくれて、実行をしてくれるのかと思ったら、御家族に今まで使っていたヘッドギア(アゴが外れにくいようにするベルト一式)を家から取ってきてくれ、それからするといったのです。
内心、「えっ、それからなの!」と思った。
反省、第一に、日和って耳鼻科医を呼ぶ前に自分でするべきだった。
開始の姿勢が不十分、斜めからでなくて、患者さんの正面に位置を取らせるべきだった(位置決め確認のミス)。
術者の見られてるという緊張を取るために、御家族には外で待っていてもらうべきだった。
そうすれば研修医でも出来たはず、結果としてみなさんに迷惑を掛けてしまった。
これは上級医としてのマイナス。
※ おぼろな記憶に対しては、成書の確認を先にするべき、でも前述程度で、オボロは正しいオンボロだった。
確かに、下あごがやや前方に出て、アゴの関節の位置がおかしく、口は半開気で顎関節が脱臼している。
ずっと昔に一度位整復(脱臼を治す)した記憶がかすかにあり、それを思い出し、理屈は簡単、下あごを下方に押し下げて奥へずらすだけのはず。
若いのに簡単に話して、やらせる。
患者さんはベッドに仰向けに寝ているので、ベッドを起こし斜め位にする。
手袋をして、噛まれないようにガーゼを指に当てて開始。
側に御家族がいらしたが、まあいいかと、術者は患者さんに対して、斜めに位置して実行。
どうもうまく押し下げられていないようで、整復出来ない。
そこで私がやろうかと思ったら、側の研修医がやりたいというのでやらせる。
これもどうも上手く戻らない。
ここで自分がと思ったのですが、ふと、おぼろな記憶に自身をなくしかけて、耳鼻科医を呼んでしまった。
術の実行に日和ったのです(軟弱化)。
すぐにきてくれた耳鼻科医は丁寧に講釈をしてくれて、実行をしてくれるのかと思ったら、御家族に今まで使っていたヘッドギア(アゴが外れにくいようにするベルト一式)を家から取ってきてくれ、それからするといったのです。
内心、「えっ、それからなの!」と思った。
反省、第一に、日和って耳鼻科医を呼ぶ前に自分でするべきだった。
開始の姿勢が不十分、斜めからでなくて、患者さんの正面に位置を取らせるべきだった(位置決め確認のミス)。
術者の見られてるという緊張を取るために、御家族には外で待っていてもらうべきだった。
そうすれば研修医でも出来たはず、結果としてみなさんに迷惑を掛けてしまった。
これは上級医としてのマイナス。
※ おぼろな記憶に対しては、成書の確認を先にするべき、でも前述程度で、オボロは正しいオンボロだった。