ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

研修医教育

2006-07-13 22:30:58 | Weblog
 今日は新患外来、出足は悪かったけど、紹介など手間がかかった。
 丁度、研修医のいる時に紹介患者が来た。
 私が後ろに座り、研修医が診療(話を聞いて診察、検査指示・時々チェックする)。
 足りない箇所が先に気になってしまう。本当は良いとこを誉めて育てるのだけど、誉めてから補うのは(そのように育てられてない)日本人には難しい。
 紹介医の胸部レントゲン写真が付いており、つい口出しをしてから開始してしまった。真っ白で開始の方が良かったかなとも思ったが、今回は少し手助け。
 その後、外来で胸腔穿刺をやってもらう。
 この頃は確実の為に、ほぼ全例エコー(超音波)検査確認をする。無い頃はレントゲンとゴールドフィンンガー(手による打診で濁音を聞く)だったけど、エコーで見えると、どうしても更なる安全確認をしたくなるし、この頃はそう教育されているからね。
 今日やった方は胸水も十分にあり、慎重にしさえすればミスはまず起こりそうもなく、検査処置は無事終了。
 結果がそろうのは来週で、それをどう評価し、診療方向を考え、示唆するのが医師の役割。折角だから、この研修医にやらせてみよう、後ろには私が付いて、口出しは最小限。

 夕方、医学生が見学に来て、私が案内。時々、ホラをカマシタのだけど分かったかな。案内していて、3年前に研修制度が変わって、学生も現実的に成ってきた。
 まあ、それまでの体質がどうしようもなく古い。

 昨日のアゴは今朝には戻っていた、当たり前だけど。

※ 2002年、日本の某カップメンメーカーの宣伝で、示談がジダンダしていた。
  遠くから見ると、未だに“ジダンダ”かな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする