ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

空港

2010年03月12日 | 社会・政治
 テレサテンの歌ではありません。
 昨日開港したとかいう、茨城空港のことです。
 羽田も成田も不便な立地。
 今度はそれに輪をかけて不便です。関東の空港はどこも都心からのアクセスが悪すぎます。福岡空港などは交通至便ですね。
 首都圏にも、都心にすぐに出られる空港がほしいものです。羽田は首都高速を使えば便利ですが、モノレールも京急もうんざりしますね。
 東京湾を埋め立てて、都心まで十分以内の地下鉄をどーんと通してほしいものです。
 日本の航空行政は失敗ばかりです。

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もう

2010年03月11日 | 精神障害

 リワークプログラムに参加して、明日で6週間がたちます。12週間のプログラムですので、ちょうど半分です。とりあえず、きちんと通っています。
 同じような経験をした人ばかりなので、話が早く、なんとなくリラックスできるのです。
 今日は今週で卒業する人たちの卒業発表が行われました。なんと八人も。
 それぞれに思い入れがあるのでしょう。どの話も興味深いものでした。
 私もようやっと、早く復職したい、という感情がわいてきました。


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ハサミ男

2010年03月10日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 リワークは水曜日が半どんなので、駅前でチャーシューメンを食い、床屋により、例によってDVDを借りました。
 タイトルは「ハサミ男」です。美少女の首にハサミをつきたてる方法の連続殺人がおき、その模倣犯らしき事件も起きます。ハサミ男の複雑な過去と精神状態、模倣犯がハサミ男を崇拝する点、警察の腐敗。
 様々な要因が複雑に絡み合って、もの悲しい音楽とハサミの金属音が不気味さを盛り上げます。雰囲気といい、ストーリー展開といい、ホラー・ミステリーとしては素晴らしい出来で、久しぶりに堪能しました。

ハサミ男 [DVD]
池田敏春,殊能将之,香川まさひと
東宝

 

ハサミ男 (講談社文庫)
殊能 将之
講談社

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2010年03月10日 | 精神障害

 昨日は雨。なんとなく体もだるく、リワークを休もうかと思いましたが、一念発起して行きました。ただ、電車と徒歩は我慢ならず、車で行きました。
 これが良くなかったようです。 
 リワークに着いても、なんとなくだるく、頭がぼうっとするのです。
 朝最寄駅まで5分歩き、6分間電車にゆられ、千葉駅から障害者職業センターまで17分歩く、ということが、私を覚醒させ、気分を良くしていたようです。これは新たな「気付き」です。リワークのプログラムには朝一番で30分程度のウォーキングがありますが、なるほど、よく体と心の連動性を心得ています。昨日はこのウォーキングも休んでしまいました。
 今日は曇り空。これから晴れてくるそうですから、万歩計をポケットにしのばせて、元気に歩いていきましょう。


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早朝覚醒

2010年03月09日 | 文学

 今朝は四時に目が覚めてしまいました。早朝覚醒ですね。これは精神疾患の症状の一つで、時々現れます。そんなときは無理に寝ようとしないで、起きてしまうに限ります。
 静かに、「角川春樹句集」など読んでいます。角川春樹の句は、どこか荒らしくて、俳句らしい枯れた感じがなく、面白く読めます。

 例えば、
  黒き蝶ゴッホの耳をそぎにくる
 
芸術家の狂気を黒い蝶に例えて、不気味です。
 
  また、
  少年期晩夏の海に銃を撃つ
 少年期のいらいらした感じがよく出ています。
 
  さらに、
  鳥葬の人肉きざむ秋の山
 秋の山というのどかなイメージと人肉きざむというおどろどろしいイメージが対比をなしています。

 「角川春樹句集」は驚きに満ちていて、まだ暗い早朝の私を、震えさせるのです。

地果て海尽きるまで―角川春樹「魂の一行詩」自選一〇〇
角川 春樹,金田 石城
角川春樹事務所

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サムライゾンビ

2010年03月08日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨日、まことに馬鹿馬鹿しいDVDを観ました。その名も「サムライゾンビ」です。
 落武者が蘇って殺戮と首狩を繰り返す話で、一応怪談話めいた落ちもありますが、ホラー映画全体に捧げるオマージュもしくはコメディと考えればいいでしょう。
 正直、残虐シーンですら笑えます。警官が右手と首を同時に切断され、空中高く飛び上がった首と右手が敬礼のポーズをとるシーンなど、なかなか秀逸です。
 これは「悪魔の毒毒モンスター」や「ジェイソンニューヨークに行く」などと並ぶ、ホラーコメディの金字塔というべきかもしれません。

鎧 サムライゾンビ [DVD]
北村龍平
ポニーキャニオン

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おもてなし

2010年03月07日 | 美術

 昨日は雨のなか、六本木は東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館に足を運びました。
 展覧会は、「おもてなしの美ー宴のしつらいー」です。
 様々な意匠をこらした酒器や茶器、お重などと、宴の様子を描いた絵巻物などが展示され、飽きさせません。なかには「放屁合戦」と題する鎌倉期の漫画などもあり、ユーモアも感じさせました。
 私が一番気に入ったのは、漆に金箔で彩色がほどこされたお重です。じつに美しい、職人技でした。毎日リワークで日替わり350円の仕出し弁当を食っていますが、たまには姉やに美しいお重を持ってこさせたいものです。


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三寒四温

2010年03月06日 | その他

 三寒四温とはよく言ったもので、昨日のばか陽気が嘘のように、冷たい雨が降っています。こんな風に暖かい日と寒い日を繰り返しながら、確実に春に向かっていくのですね。まるで私の病のようです。良くなったり、悪くなったり。
 
 ふさがむと思ひてはまた炉につどふ

 もう春だから暖房器具はしまおうかと思っていたところ、急に寒の戻りがあり、また暖房器具に集まった、というほどの意です。
 今日などは、まさにそういう気分です。
 もういい加減、炉をふさぎたいものです。


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だらだら

2010年03月04日 | 精神障害

 今日はリワークを休み、だらだらしていました。なんとなく、行きたくなかったのです。そんな日もありましょう。リワークは基本的に拘束力を持ちませんので、自分の意思が強固でなければ、続けられません。
 しかし、だらだら日を過ごして思うのは、行けばよかった、という自責の念です。
 明日は行きましょう。


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精神病と自殺

2010年03月03日 | 精神障害

 ニュースで、中学2年生の少女が自殺した、という報道を見ました。
 この世は仮の宿、与えられた人生を全うしたなら、静に死を迎えるべきでしょう。
 しかし、自殺とは。
 もう十年も前になりますか。職場の三つ下の後輩が、自殺しました。ある日突然無断欠勤し、翌日、静岡の旅館で亡くなっていた、とのことです。彼は私の仕事を引き継いだ後任であったので、その忙しさ、しんどさはよく分かります。それを誰にも相談せず、一人、従容として死についたのは、おそらく、強いうつ状態にあったものと思われます。そうでなければ、自らの命を絶つことなど、不可能なことです。

 うつ病は、泣き病とか、死にたい病とか言われます。のべつ泣いては、死を念慮するのです。私とても、そうでした。

 二年前、統合失調症の友人を失いました。
 彼は私と同い年で、月に一度の精神病の自助グループで議論を交わし、時には酒を飲んでカラオケを歌った仲間でした。
 彼は趣味のタイ旅行から帰ると、人が違ったように変貌をとげ、措置入院させられたのでした。そして、三ヶ月、彼の訃報に接しました。
 彼に何があったのか、知りません。特に統合失調症は、私のよく知るところではありません。自殺なのか、過大な治療行為のせいなのか、知りません。しかし私は、自殺ではなかったかと、疑っています。

 どちらにしても、自死は悪だということです。
 なぜかはわかりません。
 しかし、殺人が悪だと感じるのと同様、自殺は悪だと言わざるを得ません。
 私は、甘美な死の誘惑に耐えながら、生きるほかありません。
 なんとも面倒なことです。


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お雛様

2010年03月02日 | 文学

 明日は雛祭りですね。まだ寒いですが、春の気配が感じられます。
 実家では、妹がいたため、毎年豪華な雛飾りでいわっていました。
 我が家のお雛様は、ぺこちゃんとぽこちゃんです。これはこれで、味わいがあります。

  雛流し 松籟(しょうらい )これを悼みけり

 松籟は松にふく風と、その音です。
 もともとは川に流す紙製のお雛様だったそうで、雛祭りの終わりを詠んだ安住敦の句です。なんとなく春の物憂さが出ていて、秀句ですね。

 不産女(うまずめ)の 雛かしづくや 哀れなる

 嵐雪の句です。これはお目出度いお雛様の句としてはふさわしくありませんが、子を授かることのなかった女と美しいお雛様との対比が見事です。

 お雛様の句は、格調高い、堂々たるものが多いですが、私は、上記2句のような、もの悲しい感じの句こそ、春の愁いをたたえて、味わい深いものと思います。


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