いずこの組織も、人事は重大な関心事。
人事異動の季節には、笑うやつ、泣くやつ、嘆くやつ、嫉妬に狂うやつ、悲喜こもごもです。
私は精神障害発症以来、ほぼ完治して5年になろうとしていますが、完全に通常の人事異動のパターンから外れているため、冷静にそれら人間模様を眺めることができます。
このたび、安部内閣が党役員も含め、内閣改造を行いましたね。
ことが国家の最高レベルの人事異動とあって、マスコミも大きく報じています。
小泉首相がそれまでの派閥推薦、当選回数順送りを完全に拒否してから、歴代の内閣総理大臣も基本的にはこれを踏襲しています。
人事は総理の専権事項であってみれば、当たり前のことではあります。
人間が組織だって動く生き物である以上、猟官運動や派閥争いが絶えたことはなく、これからも無くならないでしょう。
馬鹿馬鹿しいことです。
とくに我々サラリーマンは60歳の定年を迎えれば、役員とかでない限り、振り出しに戻ってしまいます。
再雇用の場合、元管理職であっても、単なる伝票を作るおじさんとして生きる他ありません。
これからそんなおじいちゃんやおばあちゃんが職場に溢れる時代になると思うと、嫌ですねぇ。
だから私は、後輩のためにも、再雇用を希望しないことにしたいと思っています。
もっとも15年も先の話ですから、その時の時代状況によっては、生きるために再雇用を希望せざるを得なくなるかもしれませんが。
でももう気分的には、ご隠居が暇つぶしに気楽な仕事をやっているような、奇妙な気分なのです。
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