ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

内乱陰謀罪

2013年08月31日 | 社会・政治

 韓国で33年ぶりに、内乱陰謀罪容疑による逮捕者が出たそうですね。

 33年前と言えば、金大中ら当時の野党指導者が逮捕された光州事件。
 私は小学生で、日本に逃げてきた金大中が流暢な日本語で日本人記者のインタビューを受けていたことを思い出します。

 金大中はその後韓国大統領になり、韓国人唯一のノーベル賞受賞者になりました。
 ただ、当の韓国人はノーベル平和賞など物の数では無いらしく、日本人が過去何人もの理系のノーベル賞受賞者を輩出しているのに、韓国では1人も受賞していないことが悔しくてならないご様子。

 頑張ってね。

 今回の内乱陰謀罪で逮捕されたのは、統一進歩党という野党の国会議員ら3人。
 容疑は、北朝鮮と密かに内通し、武器を調達したり破壊活動の準備をしたりしていたというもの。

 統一進歩党やその支持者らは、国家情報院の陰謀であるとして激しく反発しているようです。

 真相は分かりませんが、国家情報院は確たる証拠を示す必要があるでしょう。

 そうでなければ、親北勢力を狙い撃ちにした陰謀だと言われても仕方ありません。

 それにしても、まだそんなことやっているんですねぇ。

 国会議員ということは、多数の者が一票を投じた国民の代表なわけで、そういう人が反国家的な犯罪を犯していたにせよ、あるいは国家の行政組織がでっち上げたにせよ、どちらにしてもまともな自由民主主義国家ではあり得ないことです。

 分断国家の悲劇でしょうか。

 戦後、ソ連は米国に北海道の占領は任せてくれ、と頼み込み、米国はこれを拒否。
 わが国は分断国家にならずにすみました。

 もし米国が首を縦にふっていれば、北海道は北海人民共和国とでも名乗り、日本共産党が乗り込んで、宮本顕治あたりが書記長だか国家主席だか偉大なる将軍様だかにおなりあそばしたことでしょう。
 そして冷戦期、世界の最前線に立たざるを得なかったはずです。

 怖ろしや。

 もし北海人民共和国が今存在したらと考えると、韓国の国家情報院が剛腕を振るい、時には陰謀をも用いることは容易に理解できます。

 いずれにせよ、確たる証拠に基づいて、法と正義に基づいた裁判が行われることを願ってやみません。

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